山堀貴彦

山堀 貴彦について

山堀貴彦（やまほり たかひこ）は、1974年3月30日に滋賀県米原市で生まれた男子フィールドホッケーの元日本代表選手です。彼はホッケー界でその存在感を示し、多くの功績を残してきました。特にフォワードとしての役割を担い、数々の大会で日本の名を馳せました。

幼少期からのスタート

山堀は10歳の頃、伊吹スポーツ少年団でホッケーと出会います。当初はレギュラー選手ではありませんでしたが、小学校6年生のときには全国スポーツ少年団交流会で準優勝の成績を収め、その才能の片鱗を見せ始めました。中学校に進学すると、伊吹山中学で全日本中学ホッケー選手権大会に出場し、準優勝という成績を残しました。しかし、依然として彼はレギュラーではなく、試合出場の機会が限られていました。

高校時代

高校は滋賀県立長浜北高等学校に進学しましたが、強豪チームである伊吹高校の壁に阻まれ、全国大会には出場できませんでした。この時期、多くの若い選手が高校で脚光を浴びる中、山堀はしっかりとした基盤を築くことができずにいました。

大学での成長

大学は天理大学を選びました。ここで山堀は全国レベルの選手たちと切磋琢磨することになります。競争が厳しい中で「落ちこぼれたくない」という思いが彼を支え、次第に実力を発揮するようになりました。関西学生ホッケー最優秀選手や得点王に輝き、その名を知られるようになります。大学4年生の時には、見事に日本代表に初選出されています。

プロの世界と指導者への道

卒業後は実業団強豪チーム「表示灯ホッケーチーム」に入団し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせます。この時期、山堀は日本代表チームの一員としても活躍しました。2009年には聖泉大学男子ホッケー部の監督に就任し、2010年11月に行われたアジア競技会では、日本代表チームを牽引しました。

オリンピック予選にも出場し、アテネや北京に向けて険しい道を進んできましたが、彼は全体のキャプテンとして指導力を発揮しました。36歳で参加した広州アジア大会では6位入賞を果たし、年齢を超えた活躍を見せました。

引退とその後

2011年、山堀は名古屋フラーテルホッケーチームを引退し、その後は監督として後進の指導に尽力しています。彼のキャリアは選手としてだけではなく、指導者としての実績を持つことも意義深いといえるでしょう。

山堀貴彦は、ホッケー界で数多くの人々に影響を与えた存在です。彼の努力と情熱は、後進の選手たちにとっても大きな励みとなっています。

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