山岸智

山岸智のプロフィール

山岸智（やまぎし さとる）は1983年5月3日に千葉県千葉市稲毛区に生まれた元プロサッカー選手です。彼の登録ポジションはミッドフィールダーであり、特にサイドのプレーに優れた選手でした。東京学館浦安高等学校を卒業後、プロサッカー選手としての道を歩み始めました。

人物像

山岸は多彩なポジションをこなす選手であり、ミッドフィールダーとしてだけではなく、サイドバックやウイングバックとしても活躍しました。彼は過去にセンターフォワードやトップ下としてもプレー経験があり、その運動量の豊富さとオフ・ザ・ボールの動きからゴール近くに飛び込むプレーが特徴的でした。

来歴

彼はジェフユナイテッド市原のジュニアユースおよびユース出身であり、中学3年生の時にクラブユース選手権で優勝、高校3年生の時にはJユースカップで得点王に輝くという輝かしい経歴を持っています。2002年にトップチームに昇格し、翌年にはイビチャ・オシム監督の下でプロ初先発出場を果たしました。

2006年には試合への出場が増え、自己最多の6得点を記録。ナビスコカップでも好成績を収め、フェアプレー個人賞を受賞するなど、キャリアの中で数々の業績を残しました。その年には日本代表にも初めて選ばれ、A代表としてのデビューを果たしています。2007年にはアジアカップにも参加しました。

2007年末、川崎フロンターレからのオファーを受けた山岸は、千葉からの残留要請を辞退し、移籍を決意。移籍金は約2億5000万円とされていましたが、川崎ではサイドバックとしての起用が続き、結果的に出場機会が限られてしまいました。2009年にはサイドアタッカーへの転換を希望しましたが、既存の選手たちに出場機会を奪われ、無得点に終わることもありました。

その後、2010年にはサンフレッチェ広島に期限付き移籍し、レギュラーとして活躍。2012年には完全移籍を果たし、再び活躍の場を広げましたが、体調不良や怪我に悩まされることもありました。

2016年には大分トリニータに完全移籍し、プロ15年目を迎えました。また、この年から大分のキャプテンとしてもチームを牽引しました。2017年には契約満了に伴い、大分を退団し、2018年からVONDS市原に移籍しました。そして、2021年1月21日に現役を引退しました。

主な成績

個人業績

• - Jユースカップ得点王（2001年）
• - Jリーグ フェアプレー個人賞（2006年）
• - J3リーグMYアウォーズ ベストイレブン（2016年）

クラブタイトル

• - ジェフユナイテッド千葉: Jリーグカップ（2005年、2006年）
• - サンフレッチェ広島: J1リーグ（2012年、2013年、2015年）、ゼロックススーパーカップ（2013年、2014年）
• - 大分トリニータ: J3リーグ（2016年）

代表歴

山岸は日本ユース代表として2003 FIFAワールドユース選手権に出場し、A代表としても2006年から2008年の間に11試合に出場しました。

彼のサッカーキャリアは多くの記憶に残る瞬間があり、彼自身もサッカー界に大きな足跡を残しました。

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