山崎基生

山崎 基生（やまざき もとき）氏は、1988年11月25日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。香川県のご出身とされています。主にフッカーとして活躍しました。

ラグビーとの出会いは早く、5歳という幼少期にこの競技の道を歩み始めました。高校は、ラグビー強豪校として全国に名を馳せる流通経済大学付属柏高等学校に進学し、厳しい練習環境の中で技術と精神力を磨きました。高校在学中には、その実力が認められ、全国から才能ある選手が集う高校東西対抗試合に東軍の一員として出場するなど、高校ラグビー界で存在感を示しました。

高校卒業後の2007年、流通経済大学へと進学しました。大学でもラグビー部で精力的に活動し、選手としてさらなる成長を遂げます。特に大学時代のハイライトの一つとして挙げられるのが、2008年のU20日本代表への選出です。これは、同世代の国内トップ選手であることを示すものであり、国際舞台での活躍への期待が高まりました。同年開催されたIRBジュニアワールドチャンピオンシップでは、フッカーとして全試合ではないものの、重要な4試合に出場。世界の強豪国の若手選手たちと直接対峙し、国際レベルのラグビーを肌で感じる貴重な経験を積みました。また、選手としてだけでなく、チームをまとめ上げるリーダーシップも発揮。2010年には流通経済大学ラグビー部の主将を務め、チームを牽引しました。

大学での輝かしいキャリアを終え、2011年に卒業すると、プロラグビー選手としての道を歩み始めます。選んだチームは、当時日本の最高峰リーグであるジャパンラグビートップリーグに所属していた強豪、神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸スティーラーズ）でした。伝統あるチームの一員として、プロの舞台での挑戦が始まりました。プロとしての公式戦デビューは、入団から一年後の2012年9月15日。この日に行われたジャパンラグビートップリーグの第3節、キヤノンイーグルス戦に途中出場し、記念すべきトップリーグでの第一歩を記しました。

神戸製鋼で数年間プレーした後、2021年には新たな環境でのプレーを選択します。移籍先は日野レッドドルフィンズ。ここでは引き続き、国内リーグでフッカーとしてチームに貢献しました。長年にわたり、アマチュア時代からプロリーグまで、様々なレベルでラグビーと向き合い、経験を積んできた山崎氏は、日本のラグビー界において、確かな足跡を残した選手と言えるでしょう。ポジションであるフッカーは、スクラムの最前列中央で重要な役割を担い、ラインアウトでのスローイングも行うなど、セットプレーの要としてチームを支える存在です。山崎氏は、自身のラグビー人生を通じて、この重要な役割を担い続けました。

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