山崎幸子

山崎幸子の競泳キャリア

山崎幸子（やまざき さちこ）は1962年に東京都で生まれ、日本の競泳界で著名な選手として知られています。彼女は100m自由形において日本人女子初の1分の壁を破る偉業を成し遂げたことで特に有名です。1976年のモントリオールオリンピックには、わずか14歳で出場し、競泳選手としてのキャリアのスタートを切りました。これが彼女を競技のトップへと導く重要な瞬間となりました。また、1980年のモスクワオリンピックには2大会連続で日本代表に選出されましたが、政治的な理由から出場は叶いませんでした。

競技初期とオリンピック出場

昭和女子大学附属昭和中学校に在学中、彼女は1976年のモントリオールオリンピックの日本代表に選ばれます。100m自由形の予選では、日本新記録の1分00秒43をマークしましたが、残念ながら決勝進出には至りませんでした。一方、400mメドレーリレーでは4分25秒81という記録を樹立し、この種目でも決勝に進出。決勝では更に記録を更新し、最終的に7位に入賞しました。

日本記録の樹立

1977年、山崎は東京都中学水泳大会で100m自由形において59秒90の新記録を打ち立て、日本人女子として初めて1分の壁を破る快挙を達成しました。この記録はその後の日本の水泳における新たなスタンダードを示すことにもなりました。さらに、1978年にはアジア競技大会で100m自由形や400mフリーリレー、400mメドレーリレーの種目で優勝を果たし、200m自由形でも銅メダルを獲得し、合計4つのメダルを手にしました。

引退後とその後の活躍

引退後、山崎は競泳界から一歩引いた生活を送り、その後結婚し、姓を金田（かねだ）に改めました。彼女の息子、金田和也も競泳選手として知られ、2012年のロンドンオリンピックに日本代表として出場するなど、母の名声を受け継ぐ形で活躍をしています。

資料と参照

山崎幸子の競技実績は非常に多岐にわたります。彼女は1976年のモントリオールオリンピックにおいては100m自由形で予選落ちしたものの、日本新記録を樹立し、400mメドレーリレーでは7位入賞という結果を残しました。またその後の国内大会では数々の優勝を重ね、1978年のアジア競技大会では4つのメダルを持ち帰り、日本水泳界の歴史にその名を刻みました。

山崎の競技成績と日本水泳界への貢献は、今もなお多くの選手たちに影響を与え続けています。彼女の成績については、『50m自由形の歴代日本記録一覧』や『100m自由形の歴代日本記録一覧』など、記録に関する資料が充実しています。さらには、オリンピック公式サイトやスポーツ関連のウェブサイトにおいても、彼女に関する情報が掲載されています。彼女の物語は、競泳を愛するすべての人々にとって、大きなインスピレーションを与えることでしょう。

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