山川浩正

山川浩正（やまかわ ひろまさ）は、1965年5月11日生まれの日本のミュージシャン、音楽講師であり、かつて人気を博したバンドTHE BOOMのベーシストとしてその名を知られています。

THE BOOMでの活躍

1986年、山川は宮沢和史、小林孝至、栃木孝夫らと共にTHE BOOMを結成し、1989年5月21日にシングル「君はTVっ子」でメジャーデビューを果たしました。THE BOOMは、その後数々のヒット曲をリリースし、日本の音楽シーンに大きな足跡を残しました。山川はベーシストとして、その音楽を支え続け、バンドはシングル35枚、オリジナルアルバム14枚をリリースするなどの実績を誇ります。

しかし、2014年2月に山川は「劇症1型糖尿病」を発症。同年12月17日には、日本武道館での公演を最後にTHE BOOMは解散しました。長年にわたり日本の音楽シーンを彩ったバンドの解散は、多くのファンに惜しまれました。

1-GATAでの新たな挑戦

THE BOOM解散後、山川は新たな音楽活動を開始します。2015年1月1日には、自身を含めたメンバー全員が1型糖尿病を抱えるバンド「1-GATA」を結成し、新たなスタートを切りました。山川はリーダーとベースを兼任し、病気を抱えながらも音楽への情熱を持ち続け、精力的に活動しています。

音楽への想い

THE BOOM結成20周年の記念インタビューにおいて、山川は自身の演奏について「言葉と音が一体となって強さを出すということ」「アレンジやフレーズで聴かせるというよりは、想いを音にするみたいな感じ」「ただ勢いだけでやってもダメだし、想いを込めても、それが実際に音の中に入っていないとダメだし」と語っています。この言葉からは、彼の音楽に対する真摯な姿勢と、深い愛情が伝わってきます。

楽曲制作

THE BOOM時代には、「憂鬱なファーブル」および「目覚めのメロディー」の作詞・作曲も手掛けています。これらの楽曲からも、彼の音楽的な才能が垣間見えます。

出演番組

山川は、ラジオ番組にも出演しており、文化放送の「SOUND SLALOM WEEKEND KISS」（1992年）では、その軽快なトークを披露しました。

山川浩正は、THE BOOMのベーシストとして、そして1-GATAのリーダーとして、常に音楽と共に歩んできました。彼の音楽に対する情熱と、病気を乗り越えて活動する姿は、多くの人々に勇気を与えています。これからも、彼の音楽活動から目が離せません。

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