山形まなび館

山形まなび館について

山形まなび館は、山形県山形市に位置する観光文化交流センターです。この施設は、観光や文化を通じて市民との交流を促進することを目的としています。現在、リニューアル工事のため一時休館しており、再オープンは2022年9月を予定しています。

歴史と構造

元々、山形まなび館は1927年に竣工した山形市立第一小学校の旧校舎です。この学校は県下初の鉄筋コンクリート造の三階建てであり、長い歴史を持っています。2007年に提出された提言に基づいて、旧校舎の耐震補強工事と用途変更工事が行われ、2010年に山形まなび館として新たに開館しました。建物の意匠は、当時の設計図を復元し、周囲の環境との調和も考慮されています。

この施設は2001年に登録有形文化財に指定されたほか、近代化産業遺産としても認定されています。これにより、市は山形まなび館を市街地活性化の中心に位置づけており、歴史的価値を次世代に伝える役割を果たしています。多くの人々に生涯学習や交流の場として愛されてきました。

改修プロジェクト

2017年からは、ユネスコの創造都市ネットワークの映画分野への加盟を契機に、東北芸術工科大学と連携した改修計画が始まりました。この中で、利用されていなかった2階と3階を含む全体を改修し、文化芸術や産業経済の創出拠点へと生まれ変わることを目指しました。最初の目的として、2019年7月31日に1階に「Day&BookS」というブックカフェがオープンしましたが、2021年3月末に閉店しました。

続く改修として、2022年9月には新たに「やまがたクリエイティブシティセンター・Q1」が開業する予定であり、ここでは飲食店やオフィス、アトリエなどが設置されるもので、未設置だったエレベーターも新たに設けられます。

利用情報

山形まなび館の開館時間は午前9時から午後6時までで、交流ルームは午後9時30分まで利用可能です。休館日は毎週月曜日（祝日の場合は翌日）や年末年始の期間（12月29日から1月3日）です。利用料金は無料ですが、交流ルームの利用には料金がかかります。

アクセス

施設へのアクセスは、JR山形駅から徒歩で約10から15分程度、または山形市コミュニティバス「本町」停留所から徒歩3分という便利な立地です。

周辺施設

山形まなび館の近くには、山形まるごと館紅の蔵や七日町御殿堰、山形グランドホテル、荘内銀行の山形営業部などが点在しており、観光やビジネスに訪れる方々にも好評です。施設の情報や最新の取り組みについては、YAMAGATA CREATIVE CITY PLATFORM PROJECTの外部リンクを通じて確認できるため、是非ご覧ください。

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