山形県スポーツ振興21世紀協会

公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会

公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会（略称：スポーツ山形21）は、山形県におけるスポーツの振興を目的に設立された団体です。主に、地域のプロサッカークラブ「モンテディオ山形」のアカデミーを運営するなど、スポーツの発展に寄与しています。

設立の背景と歴史

この協会は1998年に設立されました。その背景には、1996年にNEC山形サッカー部が「モンテディオ山形」と名称を変更し、翌年に創設されるJ2リーグへの加盟を目指す動きがありました。この地域密着型の総合スポーツクラブとして、その運営形態は通常のプロサッカークラブとは一線を画しています。他のクラブでは下部組織が別の法人形態で運営される一方、モンテディオ山形ではトップチームも社団法人の下で運営されてきました。

以降、理事長が何度も交代する中で、協会はプロサッカーや女子駅伝部の育成を続け、地域でのスポーツ振興に力を注いできました。たとえば、2006年には、創立者の金森義弘が退任し、新たに海保宣生が理事長に就任。2010年には健康上の理由で海保が退き、川越進が後を継ぐというように、リーダーシップの交代が行われました。また、2013年には法的地位を民法上の社団法人から公益法人認定法に基づく公益社団法人に移行し、さらなる発展を遂げました。

事業活動

協会の主な事業内容としては、モンテディオ山形のアカデミーの運営に加え、女子駅伝部の支援があります。女子駅伝部は1999年に設立され、全国大会において山形県と東北の代表選手として活躍する選手の育成を目指しています。しかし、近年はその活動が縮小傾向にあり、2022年にはコーチが1名のみとなっています。

会員制度

協会は、山形県内外の企業や団体からの会員制によって運営されています。正会員は年間50万円、賛助会員は5万円の年会費を納め、これによりモンテディオ主催のJリーグ公式戦の観戦チケットや、各種イベントへの招待など、多くの特典が提供されます。情報誌「Rush」の定期購読や、ホームページへの紹介もその一部です。

まとめ

公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会は、地域のスポーツを支える重要な役割を果たしています。プロサッカーの運営や女子駅伝部の活動を通じて、あらゆる世代にスポーツを楽しんでもらう環境の構築に努めており、今後のさらなる発展が期待されます。

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