山形県信用農業協同組合連合会

山形県信用農業協同組合連合会について

山形県信用農業協同組合連合会（通称：山形県信連）は、かつて山形県山形市七日町に本部を置いていた信用農業協同組合連合会です。

概要

山形県信連は、県内のJAバンク（農業協同組合）系統の金融機関として、地域経済を支える重要な役割を担っていました。財務内容は健全でありましたが、2000年代に入り、金融業界の競争激化に対応するため、経営体制の見直しを迫られました。その結果、収益基盤の安定化と機能強化を図るため、事業再編を決断しました。

事業譲渡と解散

2003年11月、山形県信連は、資金運用など一部の事業を農林中央金庫に譲渡することで合意しました。この事業譲渡は、より強固な経営基盤を確立するための第一歩でした。その後、公庫受託業務や為替決済業務を含む残りのすべての業務を、2008年1月15日に農林中央金庫に譲渡しました。これにより、山形県信用農業協同組合連合会は解散しました。

職員のその後

県信連に所属していた96名の職員は、退職者を除き、関連会社である山形県JAビジネスや農林中央金庫山形支店などに移籍しました。この措置により、職員の雇用が確保され、組織再編が円滑に進められました。

沿革

1948年（昭和23年）：山形県信用農業協同組合連合会として設立。
2003年（平成15年）11月：農林中央金庫に一部事業を譲渡。
2008年（平成20年）1月15日：農林中央金庫に完全統合。
2008年（平成20年）3月末日：解散。

参考資料

山形県信用農業協同組合連合会編『山形県信連のあゆみ』山形県信用農業協同組合連合会、2007年。

関連リンク

JAバンク山形県

まとめ

山形県信用農業協同組合連合会は、地域経済に貢献してきた重要な金融機関でしたが、時代の変化に対応するため、事業譲渡という形でその歴史に幕を閉じました。しかし、その職員や事業は、新たな組織の中で引き続き地域に貢献しています。

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