山形県埋蔵文化財センター

山形県埋蔵文化財センター

山形県埋蔵文化財センターは、山形県上山市に所在し、山形県教育庁文化財・生涯学習課の下に位置する公益財団法人です。主に、山形県内での埋蔵文化財の発掘調査及びその保護に関わる活動を行っています。このセンターは、埋蔵文化財の調査とその後の展示、保存活動を通じて、地域の文化遺産の理解を広め、次世代に継承する役割を担っています。

活動内容

このセンターの活動は多岐にわたります。発掘された埋蔵文化財は、以下の施設で展示されています：

• - 山形県立博物館（霞城公園内、山形市）
• - 山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館（高畠町、まほろば古の里歴史公園内）
• - 山形県埋蔵文化財センター特別収蔵室（見学は事前連絡が必要）

また、毎年行われる発掘調査の成果は、山形市のビッグウィング等の会場で一堂に展示され、多くの来場者に文化財の魅力を伝えています。2006年には、山形国際交流プラザで特別展示会が開催され、地域の文化財が広く紹介されました。

沿革

山形県埋蔵文化財センターの歴史は、1991年に発足した「山形県埋蔵文化財調査体制検討委員会」に始まります。1992年にはこの委員会の報告書が提出され、翌年1993年には、県教育委員会から財団法人としての設立が許可されました。設立当初は山形市の緑町にありましたが、1993年10月には上山市の弁天に移転しました。時が経つにつれ、センターは公益財団法人に移行し、地域に根ざした更なる活動を展開しています。2012年には旧上山市立中山小学校の校舎に移転し、現在の場所で運営が行われています。

所在地とアクセス

センターは、山形県上山市中山字壁屋敷5608番地に位置します。最寄りの駅はJR奥羽本線の羽前中山駅で、駅からは徒歩約20分の距離です。訪れる際には、自然豊かな環境の中で、埋蔵文化財に触れ、地域の歴史に思いをはせることができるでしょう。

関連項目

• - 埋蔵文化財センター
• - 埋蔵文化財
• - 発掘調査

このような取り組みを通じ、山形県埋蔵文化財センターは、地域の歴史を未来へと伝え続けています。文化財の重要性や価値を広く知ってもらうための努力は、地域社会にとっても大きな意味を持つものとなっているのです。

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