山本ふみこ

山本ふみこについて

山本ふみこ（やまもと ふみこ）は、1958年11月26日生まれの日本の随筆家です。本名は山本富美子。北海道小樽市で生まれ、自由学園最高学部を卒業後、出版社勤務を経て文筆家としての道を歩み始めました。現在は、武蔵野市教育委員会委員も務めています。

暮らしを彩るエッセイ

山本ふみこの作品は、日々の暮らし、特に食卓や家事をテーマにしたものが多く、日常の何気ない出来事の中に喜びや発見を見出す視点が魅力です。彼女のエッセイには、忙しい毎日の中で見過ごしがちな小さな幸せを大切にする姿勢が感じられます。その文章は、読者に対して優しく語りかけるような温かさがあり、多くの人々に共感と安らぎを与えています。

食卓への想い

彼女の著書には、食に関するものが多く見られます。単なるレシピ本ではなく、食を通じて家族や大切な人とのつながりを深めることの大切さを教えてくれます。毎日の食卓を豊かにするためのヒントや、季節の食材を活かした料理のアイデアが満載です。

家事を楽しむ

また、家事を「面倒なもの」ではなく「生活を彩る楽しいもの」として捉える視点も、彼女の作品の大きな特徴です。家事の効率化だけでなく、そこに工夫や喜びを見出すことで、毎日をより豊かに過ごす方法を提案しています。

著書一覧

『元気がでる美味しいごはん』（1994年、晶文社）
『ふだんの暮らしがおもてなし』（1997年、晶文社）
『老後を楽しく暮らす家』（2001年、建築資料研究社）
『暮らしのポケット 「少し」の生活をたのしむコツ』（2002年、大和書房）
『食卓の力 「くり返し」を楽しむ暮らし』（2002年、晶文社）
『台所で元気になる したかったのは、「少し」の生活』（2002年、大和書房）
『食卓のこころ』（2003年、PHPエディターズ・グループ）
『わたしの葬儀 「旅立ち」をめぐる21のヒント』（2003年、晶文社出版）
『子どもと食べる毎日のごはん かあさんの料理ノート』（2004年、岩崎書店）
『わたしの献立帖 ふだんのごはんのたのしみ』（2004年、大和書房）
『親がしてやれることなんて、ほんの少し』（2005年、オレンジページ）
『台所あいうえお』（2006年、バジリコ）
『人づきあい学習帖』（2006年、オレンジページ）
『家族のさじかげん』（2007年、家の光協会）
『子どもと一緒に家のこと。 おてつだい12か月』（2007年、ポプラ社）
『こぎれい、こざっぱり 山本さんの愉快な家事手帖』（2008年、オレンジページ）
『おいしいくふうたのしいくふう 山本さんの愉快な家事手帖 2』（2009年、オレンジページ）
『おとな時間の、つくりかた』（2009年、PHPエディターズ・グループ）
『わたしの節約ノート 節度をもって、約しく暮らす』（2009年、PHPエディターズ・グループ）
『朝ごはんからはじまる』（2010年、毎日新聞社）
『片づけたがり　山本さんの愉快な家事手帖 3』（2010年、オレンジページ）
『そなえることは、へらすこと。 ゆとりや思いやりを生む、風。』（2011年、メディアファクトリー）
『足りないくらいがおもしろい　山本さんの愉快な家事手帖 4』（2011年、オレンジページ）
『まないた手帖』（2011年、毎日新聞社）
『不便のねうち 山本さんの愉快な家事手帖 5』（2012年、オレンジページ）
『山本さんちの毎日の手紙のようなお弁当』（2012年、PHPエディターズ・グループ）
『台所から子どもたちへ　山本さんの愉快な家事手帖6』（2013年、オレンジページ）
『ふみこよみ 春夏秋冬暮らしのおと』（2013年、技術評論社）

これらの著書を通じて、山本ふみこは読者に「日々の生活を丁寧に、そして楽しむ」ことの大切さを伝えています。

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