山本博 (アーチェリー選手)

山本 博（やまもと ひろし）について

山本博（やまもと ひろし）は、1962年10月31日生まれの日本のアーチェリー選手であり、医学者でもあります。2015年に弘前大学大学院で医学博士の学位を取得し、日本体育大学体育学部で教授として活躍しています。また、東京都体育協会の会長を務め、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会でも顧問として貢献しています。彼はアーチェリー界での功績から「中年の星」とも称されています。

来歴

神奈川県横浜市保土ケ谷区で育った山本は、横浜高等学校でアーチェリーに専念。同志社大学を受験したものの不合格となり、教員を目指すために日本体育大学体育学部に入学しました。卒業後は、教員としてのキャリアをスタートさせ、大宮開成高等学校で体育教諭をつとめ、後に日本体育大学女子短期大学部の助教授に就任しました。2013年からは、日本体育大学体育学部の教授として教育の現場に立っています。

アーチェリー競技歴

山本は、横浜市立保土ヶ谷中学校のアーチェリー部で競技を始め、高校時代にはインターハイでの全国制覇を果たします。1984年のロサンゼルスオリンピックでは、アーチェリー男子個人で銅メダルを獲得。その後も、様々な国際大会で活躍し、アテネオリンピックでは銀メダルを獲得しました。特に、41歳での銀メダル獲得は多くの人々に感動を与え、彼自身も「これから20年かけて金メダルを目指す」と意気込んでいます。

経歴のハイライト

• - 1984年：ロサンゼルスオリンピック出場、銅メダル獲得。
• - 2004年：アテネオリンピックで銀メダル獲得。
• - 多数の日本記録を保持。
• - 人材育成とアーチェリー教育に情熱を注ぐ。

エピソードと業績

2002年のアジア競技大会では、競技中に観客席からの妨害に直面しながらも、冷静さを保って競技を続けました。また、趣味にはオートバイやゴルフがあり、特にディズニーを愛する一面も見せています。著書にはアーチェリーに関する指南書や自伝的な作品があり、広く読まれています。

主な著作

• - 「最後は願うもの 41歳の銀メダル」
• - 「持続力」
• - 「山本博のゼロから始めるアーチェリー」
• - 「がんばれ！盲目の犬レディ オリンピックメダリスト・山本博のわんわん物語」

現在の活動

山本は、教員として次世代を育成すると同時に、競技者としても引き続き頑張っています。アーチェリー界に貢献する姿勢は、彼の教育者としての立場とも相まって、若手選手に良い影響を与えています。今後も、彼の目標である金メダル獲得に向けての挑戦が続きます。

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