山本実 (政治家)

山本実：たつの市政を率いた行政官から、2期市長へ

山本実氏は、1952年4月26日、兵庫県たつの市に生まれた。地元の兵庫県立龍野実業高等学校（現・兵庫県立龍野北高等学校）卒業後、龍野市役所に入庁。下水道部長や総務部長といった要職を歴任し、行政における幅広い経験を積んだ。

山本氏の経歴は行政職務にとどまらない。高校時代からサッカーを始め、現在も龍野フットボールクラブの代表として指導者としての顔を持つ。西播磨サッカー協会やたつの市サッカー協会の理事長も務め、地域スポーツの発展にも貢献している。

行政経験と地域活動での実績を基盤に、山本氏は2013年、たつの市長選挙に初挑戦した。しかし、この時は新人で元兵庫県議会議員の栗原氏に敗れ、落選という結果に終わった。

その後、2014年にはたつの市議会議員に初当選。市政への関与を続けながら、次の機会を伺っていた。そして2017年8月9日、山本氏は任期満了に伴うたつの市長選挙への出馬を表明した。

この市長選挙は、第48回衆議院議員総選挙の影響で1週間延期され、衆院選と同じ10月22日に実施された。選挙戦は、自由民主党・公明党の推薦を受けた現職の栗原氏との接戦となったが、山本氏は勝利を収め、たつの市長に初当選した。同年11月13日には市長に就任し、市政運営の舵取りを開始した。この年の市長選の当日有権者数は64,488人で、最終投票率は56.49％であった（前回比+1.75％）。

2021年10月31日に行われた市長選挙では、再び栗原氏との対決となった。この選挙でも山本氏は勝利し、見事再選を果たした。2期目の市長としての新たな挑戦が始まった。2021年の市長選の当日有権者数は62,517人、最終投票率は61.27％（前回比+4.78％）と、高い投票率を示した。

山本氏の経歴は、行政官としてのキャリア、地域社会への貢献、そして2度の市長選挙での勝利と、多岐に渡る。行政経験を活かした市政運営と、地域スポーツへの情熱を両立させながら、たつの市の発展に貢献してきたと言えるだろう。今後、山本氏がどのような市政運営を進めていくのか、注目が集まる。

山本実オフィシャルウェブサイト
山本みのる (yamamotominoru8) - Facebook
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