山本景

山本景（やまもと けい）の人物像

山本景は、1980年3月12日生まれの日本の政治家です。大阪府交野市出身で、現在は交野市長を務めています。その経歴は多岐にわたり、実業家、会社員、そして政治家として活躍しています。

若き日の起業家精神

大阪桐蔭高等学校、和歌山大学経済学部を卒業後、大学在学中にIT企業「有限会社トリプルエーコミュニケーションズ」を設立。その後、同社をライブドアに売却するという異色の経歴を持っています。さらに、大阪大学大学院経済学研究科を修了後、信金中央金庫、野村證券と金融業界でのキャリアを積みました。

政界への転身

2011年、大阪維新の会公認で大阪府議会議員選挙に出馬し、初当選。しかし、2014年の交野市長選出馬を表明した矢先、過去のLINEトラブルが発覚し、出馬を断念。この騒動で大阪維新の会府議団を除団となり、その後、自身が全面バックアップした候補者が市長に当選したことで離党しました。

2015年には、無所属で大阪府議会議員選挙に立候補するも落選。その後、交野市議会議員選挙に立候補し、トップ当選を果たしました。2019年の市議選でも連続トップ当選を果たし、その人気を示しました。

交野市長への挑戦

2018年の交野市長選では、市政運営の転換を掲げ、市長に挑むも次点落選。

そして、2022年の交野市長選で、自由民主党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦する現職の市長を破り、初当選を果たしました。この選挙では、コミュニティバスの廃止や小中一貫校の設置計画への反発が、山本の当選を後押ししたと言われています。また、日本共産党が対立候補を立てず、山本を自主支援したことも要因として挙げられます。

市長としての活動

市長就任後、山本は前市長時代の施設一体型小中一貫校の建設計画の見直しやコミュニティバスの導入を訴え、市役所庁舎の移転計画については「移転せず耐震化する」という方針を示しました。就任当初には、市長室の備品をオークションで売却し、自身の私物を持ち込むというパフォーマンスも話題になりました。

しかし、2023年4月には、小中一貫校の建設計画見直しについて、議会の同意が得られず断念するという結果となりました。

不祥事と騒動

山本は過去に、女子中学生へのLINEでの威圧的なメッセージ送信が問題視されました。この問題が報道されたことで、市長選への出馬を断念することになりました。また、この報道を巡っては、テレビ番組での発言が人権侵害であるとして、放送倫理・番組向上機構（BPO）に申し立てを行うという騒動にも発展しました。

さらに、SNSでの投稿を巡り、名誉毀損で訴訟を起こされるという問題も発生しています。この訴訟では、一審で賠償命令が下されたものの、二審で取り消され、審理が差し戻されました。

政治家としての評価

大阪府知事の吉村洋文は、山本の市長当選について、「（府議時代の騒動後）山本さん自身は交野市議として地道に活動し、市民の信を得られたんだと思う」と述べています。また、大阪維新の会は、個々の政策において是々非々で対応していくとしています。

山本は、波乱万丈な政治家人生を送っていますが、市民の支持を得て市長に就任しました。今後の市政運営において、どのような手腕を発揮するのか注目されます。

まとめ

山本景は、実業家、会社員、政治家と多様な経歴を持つ人物です。過去には様々なトラブルや騒動がありましたが、市民の支持を得て市長に就任しました。今後の市政運営に注目が集まります。

その他

公式サイト：市長の部屋トップページ | 交野市
公式ブログ：私たちの交野。 山本けいオフィシャルブログPowered by Ameba
* X(旧Twitter)：山本景 (@keiyamamoto0312) - X（旧Twitter）

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