山本正已

山本正已の経歴

山本正已は、1954年1月11日に山口県豊浦郡豊北町（現在の山口県下関市）で生まれました。山口県立豊北高等学校を卒業後、1976年に九州大学工学部電気工学科を卒業しました。大学卒業後、オイルショックの影響で電力会社への就職が難しくなったため、富士通に入社しました。

富士通では、初期にOASYSの入出力装置開発に携わり、その後、パソコン事業部門に移りました。モバイルPC事業部長などを経て、2004年にはパーソナルビジネス本部副本部長に就任しました。2005年には経営執行役に、2007年には経営執行役常務に昇進し、経営幹部としてのキャリアを積み重ねました。

2010年、山本正已は富士通の代表取締役社長に就任しました。社長在任中は、半導体事業の構造改革など、企業の再編や事業の効率化に尽力しました。2014年には電子情報技術産業協会の会長に就任し、業界全体の発展にも貢献しました。

2015年には富士通の代表取締役会長に就任し、引き続き経営に携わりました。2016年には保健医療福祉情報システム工業会の会長も務めました。2017年には富士通の取締役会長、キッズデザイン協議会の会長、JFEホールディングスの取締役に就任しました。2018年には内閣府規制改革推進会議の委員にも任命され、幅広い分野で活躍しました。

2019年には富士通の取締役シニアアドバイザー、みずほフィナンシャルグループの取締役に就任し、企業の経営戦略やガバナンスに関わる重要な役割を担いました。

このように、山本正已は、技術者、経営者として、富士通をはじめとする多くの企業や団体の発展に貢献した人物です。そのキャリアを通じて、日本の情報産業の進歩に大きく貢献しました。

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