山本浩靖

山本浩靖のサッカーキャリアと指導者としての足跡

山本浩靖（やまもと ひろやす、1958年3月26日生まれ）は、大阪府出身で、サッカー選手及び指導者としての経歴を持つ著名な人物です。選手時代にはフォワードのポジションでプレーし、そのキャリアは多岐にわたる実績を残しています。

選手としてのキャリア

山本は1980年に創設されたばかりの松下電器（現在のガンバ大阪）に入団しました。彼は1985年、当時の日本サッカーリーグ（JSL）2部で得点王を獲得し、9ゴールを記録することで、チームの1部昇格に大きく貢献しました。彼の活躍は多くのファンの心をつかみ、チームの盛り上がりに寄与しました。1987年には現役を引退しましたが、その後のキャリアでも彼の影響力は続きました。

指導者としての歩み

引退後、山本は松下電器のコーチに就任し、その後も松下電器LSCバンビーナ（現在のスペランツァFC大阪高槻）のコーチや監督を歴任しました。また、1993年から1996年までの間、日本女子代表チームのコーチとしても活躍しました。彼の指導は、若い世代の選手たちに深い影響を与え、大きな成果を上げています。

1998年には、ガンバ大阪の強化部長に就任。日本人選手の獲得については一部成功を収めましたが、外国人選手に関しては多くが短期間で退団する結果となり、その点では課題が残りました。彼は選手の補強を試みましたが、持ち味を発揮できずに終わった選手も多かったため、チーム全体の強化方針が見直されることとなりました。

2012年には西野朗氏に代わって監督に就任したジョゼ・カルロス・セホーンをサポートしましたが、チームは開幕から不振に陥り、5連敗を喫する結果となりました。その結果、同年の3月26日に山本は強化本部長の辞任を余儀なくされました。後任として松波正信が監督に就任しましたが、チームは最終的にJ2に降格してしまいました。

2014年には日本女子サッカーリーグのINAC神戸レオネッサに取締役として参加し、強化活動に携わっています。さらに2019年10月には京都サンガF.C.のクラブアドバイザー（非常勤）としての職務も開始しました。

所属クラブと成績

選手時代

• - 1976年 - 1979年: 大阪商業大学
• - 1980年 - 1987年: 松下電器

指導歴の概要

• - 1987年 - 1989年: 松下電器 - コーチ
• - 1990年 - 1995年: 松下電器バンビーナ - コーチ
• - 1993年 - 1996年: 日本女子代表 - コーチ
• - 1996年 - 1997年: 松下電器バンビーナ - 監督
• - 1998年 - 2013年: ガンバ大阪（強化部長、取締役、強化本部長、アカデミー本部長役を歴任）
• - 2019年 - 現在: 京都サンガF.C. - クラブアドバイザー

山本浩靖は選手としても指導者としても豊かな経験を持っており、サッカー界における彼の貢献は大きいと言えるでしょう。

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