山田いずみ

山田いずみの人物紹介と業績



山田いずみ（やまだ いずみ）は、1978年8月28日生まれ、北海道札幌市西区にて育った元女子スキージャンプ選手です。彼女は日本女子スキージャンプの先駆者として知られ、現役時代はその圧倒的な実力から「女王」と呼ばれていました。ジャンプ女子日本代表のコーチとしても活躍し、高梨沙羅選手を個別に指導していたことでも注目されています。

来歴



山田は小学1年生の時にスキージャンプを始め、男子選手たちと一緒に練習をしていました。中学1年生では、日本女子として初めてノーマルヒルを飛ぶことに成功し、その後も多くの新たな記録を樹立していきます。1994年には小樽工業高校に進学し、高校2年生の時には日本女子初のラージヒル飛行を果たします。

山田は1997年に北海道女子短期大学（後の北翔大学短期大学部）に進学。初年度にはインカレに参加し、その年のうちに女子ジャンプ選手として歴史的な挑戦をしました。2年次には、国際シリーズにも出場し、高校の後輩である葛西賀子選手とともに日本女子ジャンプの歴史を作りました。

大学卒業後、山田はいくつかの仕事を経て、2002年からはロイズコンフェクトに所属し、同社初のジャンプ選手として活動を開始しました。しかし、2007年にスキー部が廃部となると、同僚の渡瀬あゆみ選手および渡瀬弥太郎監督とともに新たなチームを立ち上げることを決意。北海道の神戸クリニックに所属し、8月には「フライングガールズ」というチーム名を発表しました。

山田は2008年の夏にコンチネンタルカップで日本選手初となる優勝を果たします。しかし、2009年のノルディックスキー世界選手権では25位という結果に終わり、引退を決意。自身のブログでこのシーズン限りでの現役引退を報告し、最後の大会を優勝で飾りました。

引退後、山田はいくつかの役職を経た後、神戸クリニックスキー部の広報部に所属し、女子ジャンプの発展に貢献する活動を続けてきました。2010年には高校時代の同級生と結婚し、氏家いずみと名を変えました。2011年には第1子となる男児を出産し、家族生活と仕事を両立させています。

さらに、山田はいまだに山田いずみの名義でメディアでの解説を行い、女子ジャンプの普及に向けた活動を続けています。また、2013年には日本人女性として初めて全日本スキー連盟の女子ジャンプ日本代表コーチに就任し、2019-20シーズンまでその役割を果たしました。

主な国際大会成績



日本国内での主な競技成績


山田は国内でも数多くの大会で優勝を重ねており、以下はその一部です。

彼女の功績は、日本の女子スキージャンプ界の発展に大きく寄与しており、今後もその影響力は続いていくでしょう。

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