山田パンダ

山田 パンダ（やまだ パンダ）について

山田パンダ（本名：山田嗣人）は、1945年5月13日生まれのフォークシンガーであり、元かぐや姫のメンバーです。彼は音楽シーンで多くの名曲を生み出し、特に、その独特な歌声とメロディーで多くのファンに親しまれています。

生い立ちと教育

山田パンダは、佐賀県神埼郡千代田町に生まれ、後に福岡県に移り住みました。彼は大牟田市立橘中学校を卒業後、久留米大学附設高等学校に進学しますが、その後中退し、嘉穂高等学校に転校しました。高校卒業後は八幡大学法経学部に進むも中退し、その後明治大学工学部に入学して卒業します。この大学時代には放送研究会に参加しており、日本テレビでアルバイトをしながら、今の彼を語る上で欠かせない経験を積んでいきました。

音楽キャリアのスタート

大学在学中にシュリークスというバンドから第二次かぐや姫に参加。ここで彼はボーカルとウッドベースを担当し、自身の作詞・作曲による楽曲「僕の胸でおやすみ」や「けれど生きている」で評価を得ました。かぐや姫時代の代表的な曲には「黄色い船」や「こもれ陽」、またソロ活動の中での「風の街」などがあり、多くのファンに親しまれています。

かぐや姫解散後の活動

かぐや姫の解散後も彼は音楽活動を続け、吉野恵子や弟の山田智秀とともに「パンダフルハウス」を結成しました。さらに山本コウタローとのユニット「山本山」でヒット曲「バージンブルー」を生み出すなど、多彩な活動を展開します。それに並行して、音楽プロデュースも行い、SALLYに楽曲提供をするなどの実績を持ちます。しかし、音楽活動とともに家庭にも専念し、『山田パンダの保父してみたら』を出版するなど主夫業にも取り組みます。

映画やドラマでの出演

音楽に限らず、俳優活動も行う彼は、1970年代から映画やドラマにも出演しました。特に「ヨイショ」や「天皇の料理番」などの作品に出ることで、幅広いオーディエンスにその存在をアピールしました。

再結成と新たな挑戦

1991年には保育補助員に応募し、新たな活動の場を広げました。そして、2000年にはかぐや姫が再結成され、この動きが彼の音楽活動に新たな息吹をもたらしました。さらに2001年には「PANDA//SON」を結成し、息子とともに音楽制作に挑戦します。

年齢の誤解とエピソード

2005年には自身がすでに60歳を迎えていることを公表し、ファンを驚かせました。デビュー時、当時の弟子である吉田拓郎が彼よりも年上だという誤解から、長い間年齢について異なる情報が流れていました。南こうせつからのオファーを3度目で受けた際には、妻の一言がきっかけの一つとなったとも言われています。

音楽活動のこれから

山田パンダは今なお音楽活動を続け、これまでの経験を基に様々な形で彼の魅力を発揮し続けています。彼の作品や出演は、多くの人々に感動を与え、フォーク音楽の未来を支えている存在といえるでしょう。

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