山田暢久

山田暢久とは

山田暢久（やまだ のぶひさ）は、1975年9月10日生まれ、静岡県藤枝市出身の元プロサッカー選手およびサッカー指導者です。彼は、主にミッドフィールダーやディフェンダーとしてプレーし、プロキャリアのほとんどを浦和レッズに捧げたバンディエラ（ワン・クラブ・マン）として知られています。弟の山田智紀も元プロ選手です。

来歴

1994年、藤枝東高校を卒業後に浦和レッズに入団しました。デビュー当初はフォワードとして福田正博と共に先発し、特に1995年以降は右サイドバックや右ウイングバックとしての出場が多くなりました。ゴールキーパーを除くほぼ全てのポジションでプレーした経歴を持つ中で、2003年には日本代表に選出され、右サイドバックとして活躍しました。

2004年、彼はチームのキャプテンとして2ndステージでの優勝を成し遂げ、ナビスコカップでは自身初のタイトルを獲得しました。2005年にはJ1リーグ300試合出場を達成し、日本サッカー界において印象的な存在となりました。

その後も山田は選手として結果を残し、2008年にはJリーグで400試合出場を果たすなど記録を重ねた。2010年と2011年にはさまざまなポジションでプレーし続け、チームに indispensableな存在でした。特に2013年には、20年間同じクラブに在籍するという偉業を達成し、Jリーグでこの快挙を成し遂げた初めての選手となりました。

引退とその後

2013年シーズンをもって現役を引退し、クラブのスタッフとしてサッカー界に留まる道を選びました。その後、浦和レッズのユースチームのサポートコーチを務めた後、2019年にはイトゥアーノFC横浜の監督に就任しました。引退試合は2014年に埼玉スタジアムで行われ、多くのファンに見守られる中、そのキャリアに敬意が表されました。

引退試合

2014年7月5日に埼玉スタジアム2002で行われた『山田暢久引退試合 NOBUHISA YAMADA TESTIMONIAL』では、多くの選手が参加しました。この試合では彼自身も71分からプレーし、ファンとの別れの瞬間を分かち合いました。

代表歴

山田は、1995年のFIFAワールドユースや2003年のFIFAコンフェデレーションズカップ、同年の東アジアサッカー選手権に出場しました。国際Aマッチでは15試合に出場し、1得点を記録しています。

エピソード

彼は代表合宿中の無断外出や、試合中の不運なイエローカードなど、いくつかの印象的なエピソードを持っています。これらの出来事はサッカーファンの記憶に強く残っており、山田のキャリアの色合いとなっています。

最後に

山田暢久は、その長いキャリアで多くの成果を残し、サッカー界に多大な影響を与えました。引退後も彼は指導者として次世代の選手たちの育成に寄与し続けており、その存在は今後も注目され続けるでしょう。

もう一度検索