山部精治

山部 精治のプロ野球人生

山部 精治（やまべ せいじ）は、1935年2月7日に熊本県で生まれた元プロ野球選手で、主に投手として活動していました。右投左打である彼は、熊本県立熊本工業高等学校を卒業した後、1953年に中日ドラゴンズに入団しました。

中日ドラゴンズ時代

中日ドラゴンズに所属していた際、彼のプロとしてのキャリアはあまり順調とは言えませんでした。在籍中の数年間で、実際に一軍での登板は叶わず、偵察要員としての役割が主でした。彼が一軍で出場したのはわずか2試合であり、それが彼のプロ野球選手としての成果にあまり結びつくことはありませんでした。この頃の背番号は44です。

1956年には高橋ユニオンズに移籍を果たします。ここで彼は21試合に登板し、そのうち12試合は先発としての登板でした。しかし、いずれの試合でも勝利を手にすることはできず、4敗を喫する結果に終わりました。この時、彼は当時の強力な先発陣である伊藤、滝、中野に次ぐ「第四の先発」として期待されましたが、そこから勝利を得ることはできませんでした。

大映ユニオンズへの移籍

その後、球団が消滅したため、1957年には大映ユニオンズへと移籍することになります。この時、彼の背番号は68に変更されました。しかし、大映ユニオンズでも一軍での登板は叶わず、彼のプロ野球選手としてのキャリアはこの年に終了を迎えます。実質的なプロ野球選手としての時間は短く、入団からわずか4年で引退することになりました。

統計情報

彼のキャリア成績は、総出場試合数が26試合、投球試合数が21試合、勝利は0で敗北は4、そして防御率は4.75というものでした。

背番号履歴

• - 44（1953年-1955年）
• - 12（1956年）
• - 68（1957年）

結論

山部精治のプロ野球選手としての経歴は、成功と言えるほどのものではありませんでしたが、彼の人生には多くの挑戦と苦労があったことでしょう。熊本県出身の投手として、彼が長い野球の歴史の中でどれほどの影響を及ぼしたのかはわかりませんが、彼の名前は記録として残ります。プロ野球界においてつかの間の灯りを灯した彼の姿は、野球界における多くの選手たちにとって忘れられない存在です。

もう一度検索