山野孝義

山野 孝義（やまの たかよし）

山野孝義は、1955年4月5日に大阪府で生まれた元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者及び解説者としても活動している。彼のサッカーキャリアは多岐にわたり、高校時代から現在に至るまで日本のサッカー界に多大な影響を与えてきた。

略歴

彼は北陽高等学校に在学中、1973年度の全国高校サッカー選手権において優勝を果たしました。この成果は、彼のサッカーキャリアのスタート地点となりました。その後、大阪商業大学に進学し、卒業後の1978年にヤンマーに入社。その年、日本代表にも選出され、Aマッチに出場する栄誉を得ました。

1980年には日本サッカーリーグ（JSL）の優勝を経験し、JSL1部では125試合に出場し、4得点、3アシストの成績を残しました。1984年、ヤンマーを退社し、大阪ガスサッカー部で選手としてプレーしつつコーチとしても活動しました。様々なチームで指導者として、選手たちの成長をサポートしました。

1999年にはJFAのS級ライセンスを取得し、長崎県立国見高等学校のサッカー部コーチに就任しました。その後、2001年には東京ヴェルディ1969のコーチとして働きましたが、成績が振るわなかったため、シーズン途中でサテライト監督に降格し、最終的に辞任しました。再び国見高校に戻り、コーチとして2003年にインターハイまで指導を続けました。

解説者としての活動

Jリーグが開幕した後、山野はNHKやKBS京都、スカパー！などで解説者として番組に出演しました。特に、2005年にガンバ大阪がJリーグで優勝した際には、NHK大阪放送局の特番で選手や監督へのインタビューを担当しました。解説では標準語を使いながらも、関西弁のイントネーションが強く残り、地元のファンから親しまれています。

彼は選手たちのプレーに対して温かい評価をすることが多く、厳しい批評は少なく、優しさが感じられる解説者として知られています。

現在の活動

2020年からは、大阪市北区にある柔道整復師・鍼灸師育成の専門学校である近畿医療専門学校の特別顧問に就任し、教育面でも経験を活かしています。

所属クラブと成績

山野は、北陽高校や大阪商業大学を経て、1978年から1984年にはヤンマーディーゼル（現・ヤンマー）でプレーし、その後大阪ガスでも活躍しました。彼の公式な成績には、JSL東西対抗戦における3回の出場が含まれています。

代表歴

山野は、ユース代表として4試合0得点の実績を持ち、日本代表では国際Aマッチに2試合出場しました。彼の日本代表初出場は1980年6月11日の中国戦で、1979年にはウラジオストクで開催されたソ連との試合で初めての代表出場を果たしました。

山野孝義のキャリアは選手としての活躍だけでなく、指導者や解説者としても続いており、多くのサッカーファンに愛されている。彼の情熱と優しさは、今後も日本のサッカーに寄与し続けることでしょう。

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