山野恭介

山野恭介のプロフィールと経歴

山野恭介（やまの きょうすけ）は、1992年5月6日生まれ、大分県別府市出身の元プロ野球選手で、主に投手として活動していました。右投右打の選手であり、広島東洋カープの育成選手としてプロ入りし、後に打撃投手を務めました。

プロ入り前の歩み

彼の野球人生は小学1年生の時から始まりました。幼少期の友人である今宮健太と共に、長い期間同じチームでプレーし続けました。明豊高等学校では1年生の秋からベンチに入り、第81回選抜高等学校野球大会では甲子園での初登板を果たします。この大会では2回戦で花巻東高校と対戦し、名を馳せることになります。

その後、第91回全国高等学校野球選手権大会でも中継ぎとして登板し、146km/hの記録を打ち立てました。準々決勝では再び花巻東高校と激突し、好投を見せたものの、9回に今宮にマウンドを譲り、チームも敗退。その後も2年生秋にはエースとして九州大会ベスト8に進出し、3年生の春には九州大会で準優勝を遂げました。そして、最後の夏には大分大会で準優勝となり、華々しい高校野球生活を送りました。

2010年のドラフトで、広島東洋カープから育成1巡目指名を受け、プロの世界へと進みます。

プロとしての活動

プロ入り後の2012年、山野は日本プロ野球機構と独立リーグとの連携により香川オリーブガイナーズに派遣されます。このシーズンで彼は先発投手として16勝を挙げ、リーグの最多勝投手として注目を浴びました。また、四国アイランドリーグの年間MVPに選出され、その実力を証明しました。

しかし、2013年には広島東洋カープから戦力外通告を受け、10月には自由契約公示されました。その後、2014年から2018年まで広島の打撃投手としてチームに貢献します。特に2017年のWBCでは、日本代表チームの打撃投手として大きな役割を果たしました。

現在、彼は愛知県北部に拠点を置く「愛知Fsヤング」（旧愛知北フィールドスターズ）のチームアドバイザーとして活動しています。若い選手たちに指導を行い、次世代の育成にも関わっています。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 一軍公式戦出場はありませんが、独立リーグでは印象的な成績を残しています。
• - 独立リーグでのタイトル: 2012年にはMVPと最多勝利を獲得しました。
• - 背番号: プロ入り当初は125番を着用し、香川では11番、広島では106番でした。

山野恭介の野球キャリアは、多くの経験と成長の証です。彼の活動は、今後も若い選手たちに影響を与え続けることでしょう。

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