岐阜天文台

岐阜天文台の概要

岐阜県岐阜市に位置する岐阜天文台は、1971年に設立された民間の天文台で、公益財団法人岐阜天文台が運営しています。その愛称は高桑天文台です。この天文台は、一般の人々が天文学を体験できる場所として非常に人気があります。

設備と公開日

天文台の主な設備には、国内で屈指の大きさを誇る25cmの屈折望遠鏡が設置されており、天体観測が楽しめます。観測は毎月第1および第3土曜日に公開されており、特に第3土曜日には天文教室も開催されているため、初心者にも適した環境が整っています。

これまでの沿革

岐阜天文台は1971年2月に開台され、初代台長には正村一忠氏が就任しました。同年7月には財団法人として認可を受け、天文学に関する活動が本格的に始まりました。1982年には、美山町（現在の山県市）に観測所を設け、さらなる観測活動が展開されました。

1998年には、初代台長の正村一忠氏が急死し、その後正村一人氏が新たに台長に就任しました。彼の悲しい死の直後には、岐阜天文台周辺の都市化によって観測条件が悪化したこともあり、廃止の議論がなされたが、現在も活発に運営が続いています。

交通アクセス

岐阜天文台へのアクセスは非常に便利です。JR岐阜駅のバスターミナルからは岐阜バスを利用できます。特に4番乗り場から「高桑行き」のバスに乗り、「高桑」バス停で下車し、徒歩で約15分の距離となります。また、6番乗り場から「岐阜聖徳学園大学」または「県自動車会館」行きのバスに乗り、「岐阜聖徳学園大学」バス停で下車すれば、徒歩で約5分で到着できます。

名鉄岐阜駅からもアクセス可能で、1番乗り場から「岐阜聖徳学園大学行き」のバスに乗ると、同様に徒歩約5分で到着できます。また、「高桑行き」に乗る場合も同じく15分の距離です。大垣駅前からは名阪近鉄バスを利用し、終点で下車すれば徒歩5分となります。

その他の情報

岐阜天文台の事務局は岐阜市加野に位置しており、こちらで主に連絡受付が行われています。天文台は市民や学童向けの教育活動にも力を入れ、天文学への関心を高める役割を担っています。天文学がもたらす知識や楽しさを共有する場として、岐阜天文台はこれからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

もう一度検索