岡垣サンリーアイ

岡垣サンリーアイ

岡垣サンリーアイは、福岡県遠賀郡岡垣町にある地域密着型の複合施設です。通称「サンリーアイ」と呼ばれ、公益財団法人岡垣サンリーアイ文化スポーツ振興財団が運営しています。施設は、文化活動やスポーツ、さらには地域コミュニティの交流の場として広く利用されています。

歴史

岡垣サンリーアイは1993年にその第一期施設として図書館と多目的ホールがオープンしました。このまちづくりプロジェクトは、町の活性化を目的にしたもので、多くの住民にとって貴重な文化資源となりました。続いて2000年には、フィットネスジムやウェーブアリーナが整備され、地域住民の健康づくりにも寄与しています。

「サンリーアイ」という名前は、岡垣町の美しい景観を象徴する三里松原の「三里（さんり）」と、地域住民同士のふれあいを表現する「愛（あい）」を組み合わせた造語です。この名称は、町の温かい人々や自然環境を反映したものといえるでしょう。

この施設の重要なイベントのひとつが、「まつり岡垣」です。1991年から毎年10月の第3日曜日に開催され、サンリーアイがその中心となってコミュニティを越えた交流を深める場として利用されています。このお祭りには毎年1万人以上の来場者があり、地域の賑わいの象徴的な行事となっています。

主な施設

ハミングホール

ハミングホールは、演劇や映画上映を行う多目的ホールです。収容人数は598人で、車椅子席や親子席などの配慮がされています。また、音響設備も充実しているため、コンサートなどの音楽イベントにも対応可能です。

図書館

サンリーアイ内には図書館があり、開館時間は午前10時から午後6時まで（夏期は午前9時から）。毎週水曜日、毎月最終月曜日、年末年始には休館しています。図書館の蔵書数は2008年時点で8万1561冊に達し、AVコーナーではDVDなどを視聴することもできるため、様々なメディアにアクセスできます。

ウェーブアリーナ

ウェーブアリーナは、バドミントンやバスケットボールなどのスポーツ競技の場として利用されており、特にバドミントンでは国際大会も開催されています。施設は2階構造で、観客席はスポーツ利用時に1階832人、2階654人、演劇やコンサート利用時には1階1600人、2階654人収容可能です。

その他にも、サンリーアイには公園、小ホール、喫茶店、フィットネスジム、会議室が8室、茶室、和室、視聴覚室、調理室など多岐にわたる施設が完備されています。

交通アクセス

交通アクセスも非常に良好で、西鉄バスの「宗像サンリーアイ」バス停から徒歩1分、岡垣町コミュニティバス「サンリーアイ」停留所も同様に徒歩1分です。また、JR九州の海老津駅からは徒歩20分の距離に感じることができます。

地域の文化とスポーツの中心地として、岡垣サンリーアイは町の魅力を引き出す重要な役割を果たしています。

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