岡山協立病院

岡山協立病院の概要と歴史

岡山協立病院（おかやまきょうりつびょういん）は、岡山県岡山市中区に位置し、岡山医療生活協同組合が運営する病院です。この病院は319床の病床を備え、救急告示病院として多様な医療サービスを提供しています。また、透析センターには35床の透析専用病床があります。

沿革

岡山協立病院の歴史は1960年（昭和35年）に始まります。当初は100床の病床を有する3階建ての病院としてオープンし、内科、外科、整形外科、小児科が設置されました。1963年には産婦人科が開設され、病床数も116床に増加。その後も増築を重ね、1968年には森永のミルク中毒患者の健診を開始しました。

1976年11月には、6階建ての診療棟がオープンし、病床数は205床に。ここで特2類看護基準を取得し、救急病院としての役割を強化しました。さらには1977年にCTスキャンが導入され、病理部が確立されるなど、大きな進展を遂げました。

1982年には西館・南館が完成し、病床数は304床に達しました。そして1983年には総合病院としての認可を受け、さまざまな専門分野への対応能力を高めました。

1994年からは新看護体系に移行。1999年には厚生省（現・厚生労働省）の臨床研修指定病院として認定され、医療の質向上に貢献しました。2002年には病床数が320床に増え、歯科診療も開始されました。

その後も様々な取り組みが進められ、2010年に創立50周年を迎え、2011年には緩和ケア病棟が開設され、MRI機器の更新も行われました。2017年には透析センターがオープンし、地域における包括的な医療提供の体制が整ってきました。

診療科と医療機関の認定

岡山協立病院は多様な診療科を提供しており、内科、外科、整形外科、小児科、婦人科、脳神経外科などが含まれます。さらに、精神科、眼科、呼吸器科、循環器科など、多岐にわたる専門分野での診療を行っています。

この病院は、労災保険指定医療機関や生活保護法指定医療機関など、さまざまな医療機関の指定も受けています。また、臨床研修病院や在宅療養後方支援病院としての機能も持ち、地域医療の重要な役割を果たしています。

アクセスと周辺の施設

岡山協立病院は、岡山市立旭東小学校や岡山県立岡山東商業高等学校といった教育機関、また岡山市消防局などの公共施設に近接しています。交通アクセスも便利で、岡山電気軌道を利用すると、「東山・おかでんミュージアム駅」から徒歩7分、また岡電バスを利用すれば、協立病院前で下車してすぐにアクセス可能です。

岡山協立病院は、地域の人々に対して包括的かつ質の高い医療サービスを提供し続ける存在として、今後も多くの人々の健康を支えていくことでしょう。

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