岡山武道館

岡山武道館とは

岡山武道館（おかやまぶどうかん）は、岡山県岡山市北区いずみ町にある重要なスポーツ施設です。1962年に完成し、岡山県が所有しています。現在は、財団法人岡山県武道振興会が施設の運営と管理を行っています。武道館内には、様々なスポーツを行うための道場や選手が観戦できる席が整備されています。

概要

この武道館の主道場は、最大2,800席の観客席を備えており、主に武道の競技や練習の場として利用されています。競技面では、柔道や剣道の2面、バレーボール1面、バドミントン4面を設置することができるため、幅広いスポーツイベントに対応しています。また、384平方メートルの練習道場もあり、柔道や剣道の練習にも利用されています。しかし、施設は老朽化が進んでおり、改修の必要性が指摘されています。

利用状況

岡山武道館は、利用者数が年間で約9万人に達し、主に武道競技の開催が多く見られます。また、特に注目されるイベントとしては、2009年まで毎年行われていた都道府県対抗全日本女子柔道大会や、2005年の晴れの国おかやま国体の会場としての役割があります。そのほかにも、プロレスの興行でも広く利用され、多数の団体がここで興行を行ってきました。ラッシャー木村選手と阿修羅・原選手が行った金網デスマッチなど、数々の歴史的な試合が行われた場所でもあります。

さらに、プロボクシングの重要な試合もいくつか開催されており、ウルフ時光選手が世界タイトルに挑戦した試合や、和氣慎吾選手の凱旋試合もこの武道館で行われました。卓球リーグ・岡山リベッツのホームアリーナとしても活用されています。

施設構成

岡山武道館の主道場は観客席が2階と1階に分かれており、固定席1,700席と移動席1,100席があります。従って、多くの観客を収容することができます。また建物の隣には、岡山県総合グラウンド陸上競技場や体育館、野球場などの関連施設が存在し、スポーツイベントの開催がスムーズに行える環境が整っています。

アクセス

交通アクセスも充実しています。JR岡山駅からは、複数のバス路線が武道館に向かって運行しており、アクセスの利便性が高いことが特徴です。東口バスターミナルを利用すれば、岡電バスや中鉄バスが「武道館口」や「武道館前」などの停留所に停車し、駅からのアクセスが容易です。また、JR岡山駅西口から岡山大学方面へ徒歩約15分で到サルこともできます。

結論

岡山武道館はその長い歴史と、多様なスポーツイベントの開催を通じて、地域のスポーツ文化の発展に寄与し続けています。老朽化が進む中でも、改修の声が上がり、さらなる発展が期待される施設として、今後も地域住民やスポーツ愛好者にとって重要な存在であり続けるでしょう。

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