岡崎市シビックセンター

岡崎市シビックセンター

岡崎市シビックセンターは、愛知県岡崎市羽根町に位置する重要な公共施設です。ここでは、市民が集まり、学び合い、楽しむためのさまざまな設備が整えられています。その中には教室や図書館、大ホールがあり、地域の活性化を目的とした多様な活動が展開されています。

概要

岡崎駅東地区の土地区画整理事業の一環として、岡崎市シビックセンターは2002年4月22日に開館しました。この施設は、地域の南部に位置する交流拠点として設計されており、行政窓口の岡崎支所や図書館、貸しホールが設けられています。特に、2階には公証役場や司法書士会、土地家屋調査士会があり、これらは隣接する岡崎地方合同庁舎と渡り廊下で結ばれた利便性の高い設計となっています。また、4階には425席を備えた音楽専用ホール「コロネット」があり、最初に市が持つ音楽ホールとして注目されています。

この施設は、1988年に解体された「南部公会堂」のデザインを一部取り入れながら新たに建設され、ハートビル法が適用されています。さらに、地下には災害時の備蓄庫も設置されており、非常時の拠点としての機能も果たしています。

合同庁舎には岡崎税務署や名古屋法務局岡崎支所、岡崎公共職業安定所など多様な行政機関が入居しており、市民に必要な手続きを一か所で行える利便性が提供されています。

歴史

岡崎市シビックセンターが建設される前、その場所には森永製菓の岡崎工場が存在していました。この工場はキャラメルやビスケット、チョコレートの生産を行っていましたが、1980年に閉鎖されることが決まりました。市は、その跡地を1980年に森永製菓と契約して購入し、その後は市の事務所や倉庫として活用されていました。

1991年からは岡崎駅東地区の土地区画整理事業が始まり、1996年にシビックコア地区整備計画の1号として岡崎市が選定され、合同庁舎とシビックセンターの建設が決定しました。シビックセンターは2001年に着工し、愛称も公募によって「岡崎シビックプラザ」と名付けられました。最終的には、2002年に開館とともに地域の重要な拠点としての役割を果たすようになりました。

施設

この施設には、地域住民が利用できる多様な設備が整っています。南部市民センターには、3万冊の書籍がある図書室や料理講習室、体育集会室、第1・第2和室、さまざまな授業が行える講習室が用意されています。また、特に第4講習室は陶芸教室にも対応しており、多くの人々が集まる場所となっています。

「コロネット」は音楽ホールとしても利用されており、客席は425席を有しています。このホールは親子席を設けるなど、多世代が楽しめる工夫がされています。他にも、リハーサル室や楽屋を完備し、様々な音楽イベントが行われています。

年間行事

シビックセンターでは、年間を通じて地域向けの文化イベントとして冬季のイルミネーションや夏祭りが行われるなど、地域のコミュニティが活性化できる機会が提供されています。

交通

公共交通機関では、岡崎駅から徒歩約5分の距離にあり、名鉄バスや愛知環状鉄道でもアクセス可能です。また、施設内には223台収容の立体駐車場と100台の北駐車場が完備されているため、自動車での訪問も便利です。

岡崎市シビックセンターは、その多機能性と便利な立地から、地域の文化と交流の中心として、多くの市民に愛され続けています。

もう一度検索