岡本賢明

岡本賢明（おかもとやすあき）

岡本賢明は1988年4月9日生まれ、熊本県で育った元サッカー選手です。彼はミッドフィールダーとしてプレーし、プロサッカー選手として数々の経験を積みました。ここでは彼のサッカーキャリアに焦点を当てていきます。

サッカーのスタート

岡本は、父の影響で4歳からサッカーを始めました。その技術を磨く中で、名選手ストイコビッチに憧れるようになりました。小学校では地元のクラブチーム「ブレイズ熊本」でプレー。中学では熊本のルーテル学院中学校に進学し、さらに高等学校へ進みました。同学年には後にプロとして活躍する選手たちが名を連ねていました。

彼は中学時代に全国中体連で3位、高校では高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会に出場するなど、早くからその才能を発揮しました。

コンサドーレ札幌での活躍

2006年11月、岡本はコンサドーレ札幌に新加入選手として発表されました。同じく高校卒業生の岩沼俊介と共に加入し、彼は「山瀬功治2世」と期待される逸材とされました。背番号23をつけた彼は、2007年のシーズン終盤にプロ初ゴールをヘディングで決め、チームのJ2優勝に寄与しました。

しかし、翌2008年は出場機会が減少し、シーズン終盤まで多くの試合を欠場することとなりました。2009年には監督が変わり、再び多くの試合に出場し4ゴールを挙げましたが、シーズン中盤からは再び出場機会が失われました。特に9月には大きな怪我を負い、その後のシーズンを棒に振ることに。

2010年に入ると出場機会はあったものの、再度右膝の怪我が影響し、続く2011年も怪我に悩まされることが多々ありましたが、最終的にはチームのJ1昇格に貢献しました。

2013年には新監督の下で副キャプテンに選ばれ、自身最多の6ゴールを挙げる印象的な活躍をしましたが、12月にロアッソ熊本へ完全移籍。

ロアッソ熊本でのキャリア

ロアッソ熊本に加入後も負傷が多く、試合に出られない期間がありました。それでも、岡本は持ち前のテクニックでチームに欠かせない存在となりました。2016年にはチームの主将に任命され、順調にプレーしましたが、大きな怪我が再び彼を襲いました。

2017年シーズンはわずか8試合の出場となり、同年11月に現役引退を正式に発表しました。

最後に

岡本賢明のプロサッカー選手としてのキャリアは、波のある成績と数々の怪我に彩られましたが、彼は常にチームへの貢献を意識し、技術を磨き続けました。現在、彼はサッカー界から一歩引き、次のキャリアを模索していることでしょう。彼の思い出は、彼が在籍したクラブやファンの心の中に今も生き続けています。

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