岡村宜城

岡村宜城（おかむら よしき）は、1977年3月21日生まれ、山口県熊毛郡平生町出身の元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。新潟産業大学サッカー部の監督を務めています。

選手としてのキャリア

岡村は、幼少期からサッカーを始め、佐賀サッカースポーツ少年団で技術を磨きました。平生中学校時代には、中田英寿が所属していたジュニアユース代表候補にも選ばれるなど、その才能は早くから注目されていました。その後、名門・国見高校、関西大学へと進み、着実にキャリアを重ねました。

1999年、Jリーグのガンバ大阪に入団。しかし、リーグ戦への出場機会はなく、ナビスコカップや天皇杯での出場にとどまりました。2002年からは佐川急便大阪SCに移籍し、2004年に現役を引退しました。

プロ選手としては、目覚ましい活躍を見せることはできませんでしたが、ガンバ大阪時代に元日本代表の二川孝広や大黒将志といったユース上がりの同期選手のプレーに大きな衝撃を受けたと語っています。この経験が、指導者としての原点になったと振り返っています。

指導者としてのキャリア

引退後の2005年、岡村はJリーグキャリアサポートセンターの紹介で、和歌山県の初芝橋本高校サッカー部の監督に就任。同校を2006年の全国高等学校総合体育大会（インターハイ）で準優勝に導くなど、その指導手腕を発揮しました。初芝橋本高校では、安易なロングボールに頼らず、後方からのパスワークを重視したサッカーを展開しました。左右のウイングを大きく開いた攻撃的なスタイルも特徴です。

2014年からは、新潟産業大学サッカー部の監督に就任し、現在に至ります。

岡村のサッカー観

岡村は、選手時代にプロの世界で感じた衝撃を基に、指導者として独自のサッカー観を形成しています。特にガンバ大阪時代に、ユース上がりの選手たちの高い技術力や戦術理解度に触れ、自身のサッカー観が大きく変わったと語っています。

初芝橋本高校での指導においても、ロングボールに頼るのではなく、後方からパスを繋ぎ、組織的にゴールを目指すスタイルを重視。また、左右のウイングを大きく開いた、攻撃的なワイドなサッカーも展開しています。

所属クラブ

平生町立佐賀小学校
平生町立平生中学校
国見高校
関西大学
1999年-2001年：ガンバ大阪
2002年-2004年：佐川急便大阪

指導歴

2005年-：初芝橋本高校 監督
2014年-：新潟産業大学 監督

関連情報

ガンバ大阪の選手一覧

外部リンク

岡村宜城 - WorldFootball.net (英語)
岡村宜城 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
岡村宜城 - J.League Data Siteによる選手データ

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