岡江多紀

岡江多紀

岡江多紀（おかえ たき、1953年6月16日 - ）は、日本の小説家。
推理小説や官能小説を中心に作品を発表している。

経歴

神奈川県に生まれ、早稲田大学文学部を卒業。
1979年、「夜更けにスローダンス」で小説現代新人賞を受賞（下半期）。
1984年には初の単行本『夜はシルクの肌ざわり』を刊行し、作家としてのキャリアを本格的にスタートさせた。

作風

岡江多紀の作品は、推理小説と官能小説のジャンルにまたがっているのが特徴。
初期には官能小説が多く、妖艶な世界観と巧みな心理描写で読者を魅了した。

その後、推理小説にも力を入れ、サスペンス要素を取り入れた作品も発表している。

『鑑定主文』では、刑法第39条の問題を扱い、社会的なテーマにも挑戦している。

著書一覧

夜はシルクの肌ざわり（有楽出版社、1984年）
魔女の宴 伝奇推理小説（ノン・ノベル、1985年）
顔のない誘惑者（光風社出版、1986年）
横浜不倫館の惨劇 サスペンス推理（ノン・ノベル、1986年）
真昼の秘めごと 官能傑作小説集（光文社CR文庫、1986年）
濡母（フランス書院文庫、1986年）
緋変化魔女（有楽出版社、1986年）
黒の葉脈 都会派ミステリー（サンケイ出版、1987年）
美少年がほしい 連作官能小説（光文社CR文庫、1987年）
ポテトサラダ探偵局 痛快グルメ・サスペンス（桃園新書、1987年）
燃えつきてトワイライト（双葉社、1987年）（レディース文庫）
震えてララバイ（講談社ノベルス、1988年）
素肌のヴィナス（双葉社、1988年）（レディース文庫）
霧のフライト 東京 - ロンドン殺人行（立風書房、1989年）
魔淫 伝奇推理小説（ノン・ノベル、1989年）
ティータイムの殺意（広済堂出版、1989年）
猫のいる風景（双葉社、1989年）のち文庫
上海ブルース（有楽出版社、1991年）
言い出しかねて（実業之日本社、1992年）
蜜色の触手（日本文華社、1992年）（女流作家官能シリーズ）
死者はサンバを踊らない（双葉社、1993年）
鑑定主文（実業之日本社、1994年）
覗く女 スキャンダル・ハンター（ノン・ノベル、1997年）
死の口紅（ノン・ポシェット、1997年）
奈落（実業之日本社、2001年）
北海道の湿原（岡田操、高田雅之共著、北海道新聞社、2007年）

関連項目

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