岡田宏

岡田 宏（おかだ ひろし）

プロフィール

岡田宏は、1930年2月10日に東京都で生まれ、2019年11月29日に89歳で逝去した、日本の公団理事です。

学歴と初期のキャリア

1953年に東京大学工学部土木工学科を卒業後、同年に日本国有鉄道に入社し、技術者としてのキャリアをスタートさせました。

日本国有鉄道での要職

長年にわたり日本国有鉄道に勤務し、1983年12月には常務理事に就任しました。その後、1986年12月には技師長に昇進し、技術部門の責任者として活躍しました。さらに、1987年10月には日本鉄道建設公団の副総裁に就任し、鉄道インフラ整備に携わりました。

日本鉄道建設公団総裁

1989年6月から1992年5月にかけては、日本鉄道建設公団の総裁として、鉄道建設プロジェクトを指揮しました。この間、数々の重要なプロジェクトを成功に導き、日本の鉄道網の発展に大きく貢献しました。

その他の役職

1992年7月には、さくら銀行（現在の三井住友銀行）の顧問に就任し、金融分野での知見を活かしました。1993年7月には、海外鉄道技術協力協会の理事長に就任し、海外の鉄道技術の発展にも寄与しました。これらの役職を通じて、幅広い分野でその能力を発揮しました。

受章と晩年

2000年4月には、長年の功績が認められ、勲二等瑞宝章を受章しました。これは、岡田宏の鉄道事業への貢献と、社会に対する貢献が評価されたものです。2019年11月29日に逝去しましたが、その功績は今もなお語り継がれています。

人物像

岡田宏は、技術者としての高い専門性と、リーダーシップを兼ね備えた人物でした。日本国有鉄道、日本鉄道建設公団、そしてその他の役職を通じて、日本の鉄道事業の発展に大きく貢献しました。また、その誠実で実直な人柄は、多くの人々から信頼を集めました。

参考文献

* 興信データ株式會社『人事興信録 第45版 上』興信データ、2009年。

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