岩上弘数

岩上 弘数について

岩上 弘数（いわかみ ひろかず）は、1976年9月20日生まれの日本のスタントマン兼スーツアクターである。大阪府高槻市に生まれ育ち、活動の場を日本、ニュージーランド、オーストラリアに広げている。彼はB.O.S-EntertainmentとB.O.S-Toy Boxの代表取締役としても知られ、多くのアクション映画やテレビシリーズでのスタントパフォーマンスに貢献してきた。

人物背景

岩上は高校時代、アルバイト雑誌をきっかけにアクションの道を志すこととなり、地元のイベント企画会社であるカンパニー企画株式会社のアクションチームに参加。アクションへの経験はなかったものの、新たな挑戦として面接を受けることを決意した。2002年にはレッドアクションクラブに入団し、2004年には退団してBOSを設立。その後、ニュージーランドに渡り、『パワーレンジャー・S.P.D.』などの番組でスタントとして活躍した。

彼のキャリアの転機は、アメリカでパワーレンジャーのオーディションを受けたことであり、その時の印象が残っていた本間崇寛のオファーによって、再びパワーレンジャーの制作に参加することができた。2009年には日本に帰国し、BOS Action UnityとスタジオBOSを設立。怪人役の演技においては、今井靖彦から影響を受けており、彼を超える存在になることを目指している。

岩上は、2008年にスタントウーマンの山下純と結婚した。お二人は東映の現場で出会ったという。2023年には、シーズン30の『パワーレンジャー・コズミックフューリー』で12年ぶりにパワーレンジャーシリーズに復帰し、再びファンの前に姿を見せた。

主な出演作品

岩上は日本のテレビドラマ、特に『仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズにおいて、数多くの役柄を演じてきた。例えば、仮面ライダー龍騎では代役として登場し、仮面ライダー555ではオルフェノクとして出演。その後も、仮面ライダー鎧武や忍風戦隊ハリケンジャーなど、様々な作品に参加している。

さらに、パワーレンジャーシリーズでは、『パワーレンジャー・S.P.D.』『ミスティックフォース』『オペレーション・オーバードライブ』などに関わり、スタント作品としての経験を積んでいる。映画でも、劇場版『仮面ライダー555』『ウルトラマンシリーズ』など、幅広いジャンルでその技術を発揮してきた。また、ゲーム業界においてもモーションキャプチャーの役割を担い、『鬼武者』や『機動戦士ガンダム』などでのキャラクター動作を担当した。

終わりに

今後の彼の活躍にも期待が寄せられ、日本国内外でのスタント業界の重要な人物として、さらに多くのプロジェクトに参加することが期待されている。

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