岩国市営由宇バス

岩国市営由宇バス：由宇地区の生活を支える路線バス

岩国市営由宇バスは、山口県岩国市由宇地区を運行する自治体バスです。岩国市由宇総合支所地域振興課が運行主体となり、防長交通平生営業所に運行業務を委託しています。このバス路線は、由宇地区住民の生活を支える重要な役割を担っており、地域社会に密着した運行が特徴です。

歴史：町営バスから市営バスへ

岩国市営由宇バスの歴史は、2006年3月20日にさかのぼります。岩国市、玖珂郡由宇町など周辺7町村が合併して新たな岩国市が発足したことに伴い、それまで存在した由宇町営バスが岩国市営宇バスへと改称されました。その後、2009年4月1日には、岩国市生活交通バスの発足に伴う運行主体の再編が行われましたが、岩国市営由宇バスは対象外となり、現在に至るまで運行を継続しています。

路線：笠塚カープ練習場前方面と舟木線

現在、岩国市営由宇バスは以下の2つの路線を運行しています。

笠塚カープ練習場前・相地方面

この路線は、笠塚カープ練習場前から始まり、大原、老人福祉センター前、由宇温泉、寺迫、由宇中学校前、由宇駅前、千鳥ヶ丘中、静華保育園前、有家、神代駅前を経て、相地へと至る路線です。途中には、岩国市外（柳井市日積大原）にある大原バス停も含まれています。また、この路線の一部区間は、かつて岩国市交通局が運行していた路線と重なっています。

舟木線

由宇駅前を出発し、静華保育園前を経由して舟木へと至る路線です。こちらは、日曜日と祝日は運休となります。笠塚カープ練習場前方面との直通便も一部運行されています。

周辺交通との連携：岩国市交通局との関連

岩国市営由宇バスは、岩国市交通局の路線とも関連があります。具体的には、岩国市交通局の長野尻・潮風公園線の一部運行便が、由宇駅前を含む由宇町内へ乗り入れているため、他の交通手段との接続も容易です。

まとめ：地域に根付いた公共交通

岩国市営由宇バスは、長年にわたる運行実績と地域住民からの信頼を背景に、由宇地区の公共交通を支える重要な役割を担っています。カープの練習場へのアクセスや、地域住民の生活を支える足としての役割を担うだけでなく、周辺自治体との連携を通じて、岩国市の公共交通網の一翼を担っています。今後も、地域住民のニーズに応えながら、安全で快適なバス運行を継続していくことが期待されます。そのために、利用者からの意見や要望を反映させながら、路線の維持、改善、さらなる利便性向上を目指していく姿勢が重要となるでしょう。

参考文献

岩国市 (2006年3月). “暮らしのガイドブック” (PDF). 岩国市.
岩国市由宇総合支所地域振興課 (2008年3月). “岩国市由宇地区バス運行時刻表” (Excel). 岩国市.

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