岩手県立中部病院

岩手県立中部病院について

岩手県立中部病院は、岩手県北上市に所在し、岩手県が運営する医療機関です。この病院は、地域住民に向けた医療サービスだけでなく、災害時の拠点病院としても重要な役割を果たしています。また、地域がん診療連携拠点病院として、がん医療の質の向上にも寄与しています。さらに、地域医療支援病院として、周辺の医療機関との連携を強化し、総合的な医療を提供しています。

沿革

岩手県立中部病院の歴史は、旧・岩手県立北上病院と旧・岩手県立花巻厚生病院の統合にさかのぼります。旧・北上病院は、1904年に和賀病院として設立され、その後再編を経て、1956年に岩手県立北上病院と改称されました。1968年には救急病院に指定され、1981年からは二次救急医療も行っていました。在りし日のこの病院も、地域医療に多大な貢献をしてきました。

一方、旧・岩手県立花巻厚生病院は、1939年に開設許可を受け、1940年に開院しました。この病院も、さまざまな経営移管を経て1950年に岩手県立花巻厚生病院と改称され、地域医療を支える重要な施設として機能していました。両医院はそれぞれの地域で多くの患者を看護し続けました。

2009年3月29日に両院が統合され、岩手県立中部病院として新たなスタートを切りました。新病院は2009年4月1日に正式に開院し、地域医療の中核として活動を始めました。

診療科の情報

岩手県立中部病院では、様々な科目が設置されており、地域の健康管理に寄与しています。診療科には、内科、外科、産婦人科、整形外科などがあり、幅広い医療ニーズに応えています。

また、病院は2010年に地域周産期母子医療センターとして指定され、母子に関する医療サービスを向上させるための取り組みも行っています。地域の医療支援を強化するため、地域医療支援病院にも指定され、他の医療機関との連携を重視した運営を行っています。

受賞歴

医療の質の向上に尽力している岩手県立中部病院は、2017年には「自治体立優良病院会長」から表彰されるなど、高い評価を受けています。このことは、同病院が地域住民にとって頼りにされる医療機関であることを示しています。

おわりに

岩手県立中部病院は、地域の健康を支える重要な医療機関であり、災害時の対応やがん医療など、多岐にわたる医療サービスを提供しています。今後も地域住民のための医療向上に努め、信頼される医療機関であり続けることでしょう。

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