岩本泰平

岩本 泰平

人物概要

岩本 泰平（いわもと たいへい）氏は、1994年7月20日に大阪府大阪市で生まれた日本海テレビのアナウンサーです。報道番組のキャスターとして活躍するほか、スポーツ実況も担当するなど、多岐にわたる分野で活動しています。

経歴

大阪府立東住吉高等学校を経て、関西大学法学部で学びました。大学時代はスキューバダイビングサークル「PRIMARE」に所属し、積極的に活動していました。大学卒業後の2018年、ケーブルテレビ局である中海テレビ放送に入社。ここではアナウンサーではなく、営業職をはじめ、報道記者や番組ディレクターとして番組制作に深く携わり、メディアの現場における幅広い経験を積みました。

2020年9月末に中海テレビ放送を退社し、同年10月からは日本海テレビにアナウンサーとして入社。新たなキャリアをスタートさせました。

日本海テレビでの活動

日本海テレビに入社してからは、アナウンサーとして主に報道番組を担当しています。ニュースキャスターとしての信頼性の高い語り口に加え、スポーツ実況も手掛け、その活動範囲は広いです。また、地域に密着した企画や中継なども担当しています。

特に、2024年1月に発生した能登半島地震では、NNN取材団の一員として被災地に入り、石川県輪島市や珠洲市などから現地の状況を中継で伝えました。その模様は、日本海テレビの番組だけでなく、『NNNストレイトニュース』や『news every.』といった日本テレビ系の全国ニュース、さらにはテレビ金沢のローカルニュース番組など、様々な番組で放送され、被災地の厳しい現状を全国に伝える重要な役割を担いました。これは、地方局のアナウンサーが全国規模の災害報道に関わる貴重な例と言えます。

また、岩本氏はメディア業界における働き方の多様化という点でも注目を集めました。2022年12月26日から2023年2月28日までの期間、日本海テレビの男性社員として初めて育児休業を取得。これは、アナウンサーという公的な立場にある人物が育児に参加することの重要性を示すものとして、広く認知されました。

現在の主な担当番組

One：月曜日の特集コーナー「山陰スカイウォーカー」や金曜日の中継などを担当しています（2024年7月1日 -）。
海と日本プロジェクト SEA TOTTORI：推進リーダーとして活動しています（2021年5月1日 -）。
定時ニュース：『NNNストレイトニュース』（土曜日は天気予報も兼務）、『news every.サタデー』（ローカルニュース・天気予報）、『真相報道 バンキシャ!』（ローカルニュース）などのローカル枠ニュースを担当。
その他、イベント中継などにも出演しており、例えば『スパイス!!』やBSSテレビの『JOY+』で「わくわくテレビランド」の会場から中継を行いました（2025年1月18日）。

過去の主な担当番組

日本海テレビでの過去の担当番組としては、『ニュースevery日本海』（2024年6月まで）でフィールドキャスターや中継を担当していました。また、『おびわんっ!』のローカルニュース枠なども担当していました。

中海テレビ放送時代には、ディレクターとしてドキュメンタリー番組『中海再生への歩み〜市民と地域メディアはどう関わったのか〜』（2019年11月放送）の制作に携わっています。

人物・趣味

大学時代にスキューバダイビングに親しんでいた岩本氏は、社会人となってからもスキューバダイビングを趣味として続けていると語っています。また、サーフィンも趣味の一つであり、休日などを利用して楽しんでいるようです。これらのアクティビティは、大学時代の経験や、海に囲まれた山陰地方という土地柄とも関係があるのかもしれません。

育児休業の取得に象徴されるように、仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、アナウンサーとして、また一人の人間として、様々な経験を積んでいます。

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