岩村もみじ屋

岩村もみじ屋（いわむらもみじや）

岩村もみじ屋は、広島県廿日市市に位置する和菓子店であり、140年以上もの歴史を持つもみじ饅頭の老舗です。この店は、つぶあん入りもみじ饅頭の開発元としても知られており、観光客や地元の人々に愛され続けています。

概要

岩村もみじ屋では、伝統的なこしあん入りと、特製のつぶあん入りもみじ饅頭「つぶもみじ」を販売しています。創業は明治末期に遡るとされ、比較的早い段階からもみじ饅頭を製造していたことがわかります。現存する20社ほどのもみじ饅頭メーカーの中で、最も古い伝統を持つお店の一つです。

店の歴史には興味深いエピソードがあります。1934年に高松宮が厳島を訪れた際、当時の店主である岩村栄吉に「つぶあんはないのか」と尋ねられたことがきっかけで、つぶあん入りの「つぶもみじ」が誕生したのです。この新しいスタイルのもみじ饅頭は、その後1988年に開催された第21回全国菓子大博覧会で名誉会長賞を受賞しました。

アクセスと魅力

岩村もみじ屋は、厳島神社を出て大願寺から大聖院に向かう参拝道沿いに位置しています。この絶好のロケーションのおかげで、毎年多くの参拝客や観光客が訪れます。和菓子を楽しむだけでなく、歴史ある神社を訪れるついでに、岩村もみじ屋のもみじ饅頭を味わう観光客も多いでしょう。

店内はとても落ち着いた雰囲気で、歴史的な背景を感じながら和菓子を楽しむことができます。岩村もみじ屋の特徴は、和菓子の質にこだわる点であり、製造されるもみじ饅頭はどれも丁寧に作られています。

まとめ

岩村もみじ屋は、その豊かな歴史と高品質な和菓子で知られています。つぶあん入りもみじ饅頭の元祖として、もみじ饅頭の進化にも寄与してきたこのお店は、訪れる価値があるスポットです。観光の際にはぜひ立ち寄り、伝統的な和菓子を味わってみてください。

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