岩渕麗楽

岩渕麗楽：スノーボード界の若きエース

岩渕麗楽（いわぶち れいら）は、2001年12月14日生まれ、岩手県一関市出身のプロスノーボーダーです。4歳からスノーボードを始め、その才能を開花させ、数々の国内外の大会で目覚ましい成績を収めています。現在は法政大学に在学中です。

プロへの道のり

両親の影響でスノーボードを始めた岩渕選手は、小学1年生の頃から本格的に競技を開始。10歳で早くもU-15世代の大会で優勝を飾るなど、幼い頃からその才能を発揮していました。中学1年生という若さでプロに転向し、世界を舞台に活躍を始めます。

国内外での活躍

2017年には全日本スノーボード選手権大会スロープスタイルで初優勝。同年、全日本スキー連盟のスノーボード強化指定選手に選ばれ、平昌オリンピックの代表候補にも選出されました。ワールドカップシリーズでは、初参戦となったスロープスタイル開幕戦で4位入賞を果たし、オリンピック派遣標準条件をクリア。ワールドカップビッグエアでは初優勝を飾るなど、その実力を世界に示しました。

オリンピックへの挑戦

2018年、平昌オリンピックに日本代表として出場。女子スノーボード・ビッグエアでは4位入賞、スロープスタイルでは14位という成績を残しました。2022年の北京オリンピックでは、スロープスタイルで5位入賞、ビッグエアでは4位入賞を果たしました。特にビッグエアでは、女子選手が未だ成功したことのない大技「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」に挑戦し、着地こそ失敗したものの、その果敢な姿勢は多くの人々を魅了しました。

大技成功、そして新たな挑戦へ

北京オリンピック後、岩渕選手はクラン＝モンタナで開催されたセッションイベント「THE NINES」で、北京オリンピックで失敗した「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」を成功させました。これは女子選手としては史上初の快挙です。

受賞歴

岩渕選手の活躍は数々の賞にも輝いています。

JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2018 スノーボーダー・オブ・ザ・イヤー
一関市市民栄誉賞（2018年）
SNOW JAPAN & CONVECTION 2019 優秀選手賞
SNOW AWARD & PRESS CONFERENCE 2021 優秀選手賞
法政大学学生特別表彰奨励賞（2022年、2023年）
Snow Athletes of the Year 2021-2022

今後の活躍に期待

岩渕麗楽選手は、常に高みを目指し、前人未到の技に挑戦し続ける、まさにスノーボード界のパイオニアです。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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