岩﨑陽平

岩﨑陽平のプロフィールとサッカーキャリア

岩﨑陽平（いわさき ようへい、1987年3月24日 - ）は、三重県出身の元プロサッカー選手で、現在はサッカー指導者として活躍しています。ポジションはDF、MF、WG（主に左サイドバック、左サイドハーフ、左ウイング）として知られています。

学生時代

岩﨑は故郷である三重県立津工業高校に通い、そこでサッカーに情熱を注ぎました。彼は三重県国体選抜にも選ばれ、在学中に全国高校選手権のベスト16進出に貢献しました。高校卒業後は中京大学に進学しましたが、在学中の2007年に思い切ってブラジルへ渡り、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。

プロ選手としての道

ブラジルでは、カンボリウエンシFCにてプロ契約を結び、その後はいくつかのクラブを転々としました。特にパラナ・クルーベに在籍していた頃は、マルセロ・アパレシド・トスカーノやエルヴィス・ヴィエイラ・アラウージョなど、後にJリーグやヨーロッパの強豪チームでプレーする選手たちと共に過ごしました。岩﨑は2010年7月に日本のアルビレックス新潟に入団しますが、怪我に苦しみ出場機会を得られない時期が続きました。

2012年にはFCガンジュ岩手でプレーするも、監督解任を受けて退団。その後はパラグアイリーグのインデペンディエンテFBCへと移籍しましたが、代表チームとは異なる高地での試合に苦しみ、高山病まで経験することとなります。次に、パラグアイのセロ・ポルテーニョ・デ・フランコにて再びプレーしましたが、未払いの給料問題に直面し退団。その後もサンパイオ・コヘイアFCでのテスト生期間を経て、インドのIリーグに参戦するチャンスを掴みます。特にインドでは文化や食に戸惑いながらも、シーズンを通して数回の週間ベストイレブン選出を果たし、自身の名を広めました。

その後、FC岐阜に加入し、同チームでは川口能活や三都主アレサンドロなど有名選手と共にプレーします。しかし契約満了と共に退団し、より多くの国々でのサッカーに触れることを選び、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアなどに渡り練習参加を重ねました。

引退後の活動

引退後は、自らの経験を活かし、三重県で「一般社団法人V.M.E.C」を設立。サッカースクールやフットサルスクールを展開し、個人キャリアの形成に取り組んでいます。さらに、マレーシアに移住してからは現地法人のサッカースクールの設立や、国際大会の開催に注力するなど積極的に活動を続けています。

彼の取り組みはフットサル国際大会の成功にもつながり、特に「SAS INTERNATIONAL CUP」が話題となり、世界的に認められるイベントに成長しました。

また、ポルトガルにおいても起業家としての道を進みながら、サッカーマネジメント事業に尽力しています。ここでは世代別の代表選手のトライアル提供を行うなど、国際的なタレント育成の活動も行っています。

未来の展望

岩﨑陽平はポルトガル政府公認のプロジェクトにも関与し、多国籍な環境の中で言語能力を活かし、国際的なビジネスチャンスを探っています。特に、サッカーを通じた人材育成に貢献する姿勢を持ち続けています。2023年には鈴鹿ポイントゲッターズのコーチに就任し、さらなるステップを踏み出しました。彼の豊富な経験と国際的な視野は、これからのサッカー界においても大いに寄与することでしょう。

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