岸野靖之

岸野 靖之（きしの やすゆき）

岸野靖之は、1958年6月13日生まれで、和歌山県新宮市出身の元サッカー選手及び指導者です。彼のサッカーキャリアは、選手としての経験と、その後の指導者としての道を歩むことから形成されました。

サッカー選手としての経歴

周囲の期待とは異なり、岸野は元々柔道を学んでいましたが、中学3年生の時にサッカーに転向しました。その後、和歌山県立新宮商業高校を卒業し、1977年に三菱重工業に入社しました。初めの4年間は公式戦に出場することはありませんでしたが、1980年のシーズン終了後、社業を優先するようにと会社からの指示がありました。しかし、サッカーを続けたいという思いから読売クラブに移籍し、1982年から1990年の間、9年間センターバックとして活躍しました。1990年に戦力外通告を受けて引退しました。

指導者としての経歴

引退後、岸野は1991年に読売クラブのジュニアユース監督に就任し、その後も数多くの指導者歴を経て成長を続けました。1992年から2004年には東京ヴェルディで多くの役割を担い、特に1996年には監督代行を務めました。

2005年にはサガン鳥栖にヘッドコーチとして迎えられ、2007年には正式に監督に昇格しましたが、2009年に金銭的な理由から退任しました。その後は横浜FCの監督を経て、松本山雅FCのU-18監督を務め、2015年にはカターレ富山の監督に就任しましたが成績不振で解任されています。

2016年からは松本山雅FCのユースアカデミーのアドバイザーとして活動し、松本大学ではサッカー部監督として指導を行っています。ここでも彼のサッカーへの情熱は変わらず、技術の向上だけでなく、選手たちの人間性を育むことにも力を入れています。

2018年には栃木シティFCにて戦略統括責任者としての役割を加え、同時に監督も兼任しました。2021年にはその役職を退任し、その後2022年には松本で新たにアカデミーダイレクターとして活動を開始しました。

まとめ

岸野靖之のキャリアはサッカー界における多くの経験に裏打ちされており、選手としてのテクニックや知識を活かした指導が注目されています。彼の指導の下、多くの選手が成長していくことが期待されており、今後のサッカー界における彼の貢献が楽しみです。

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