島原市立第三中学校

島原市立第三中学校の紹介

島原市立第三中学校（しまばらしりつ だいさんちゅうがっこう）は、長崎県島原市梅園町にある公立中学校で、一般には略称「三中」と呼ばれています。1947年に設立され、今年で約75年の歴史を持つこの学校は、教育の場として地域に根付いてきました。

概要と沿革

この中学校は、1947年の学制改革に伴い新制中学校として誕生しました。元々は島原市第五国民学校の高等科と青年学校の普通科を改組して新たに設立されたもので、初めての入学式は同年の4月16日に行われました。授業は当初、青年学校の教室と近隣の小学校から借用した教室で行われていました。

1949年には、新校舎が完成し移転を完了。また、1960年には中庭に「考える人」という彫刻が設置され、学校の景観が向上しました。1991年には、普賢岳の大火砕流による影響で緊急避難を余儀なくされ、一時的に仮設校舎での授業を行うこととなりました。この時期は大変厳しいものでしたが、その後1996年に本校舎へと復帰を果たしました。

校訓・校章・校歌

島原市立第三中学校の校訓は「自主・友愛・意志・錬磨」となっており、生徒たちには自主性や友愛の精神を大切に育むことが求められています。また、校章には中央に「三中」という文字が縦書きで描かれています。このロゴは学校のアイデンティティを象徴しており、地域の人々に強い印象を与えています。

校歌は、島内八郎の作詞、伊藤英一の作曲によるもので、全3番から成り立っています。歌詞には1番と3番に「三中」という校名が登場し、生徒たちの誇りを高めています。

学校の立地と校区

島原市立第三中学校の校区は広範囲にわたっており、北上木場町、南上木場町、白谷町などを含む地域が指定されています。また、小学校との接続もあり、校区内の生徒は主に島原市立第五小学校を卒業した後に進学します。

アクセス

学校へのアクセスは非常に便利で、最寄りのバス停は島鉄バスの「三中前」という停留所です。過去には島原鉄道の「安徳駅」が存在していましたが、2008年に廃線となってしまったため、現在はバスが主要な交通手段となっています。また、近隣には国道57号も通っており、車での来校もしやすい位置にあります。

周辺環境

学校の周辺には充実した教育機関が点在しており、島原市立第五小学校や中木場保育園、安中幼稚園などが近くにあります。また、地域のコミュニティ活動が行われる安中公民館や交通安全教育を行う島原自動車学校なども立地しており、非常に教育的な環境が整っています。

まとめ

島原市立第三中学校は、長い歴史と豊かな校風を持つ学校です。教育を通じて地域との絆を深めつつ、生徒たちにとっての学び舎としての役割を果たし続けています。今後も地域に根差しながら、未来を担う若者を育成していくことでしょう。

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