島田妙子

島田妙子：人権講師としての軌跡と活動

島田妙子氏（1972年2月14日生まれ）は、日本の人権講師として、虐待防止、自殺防止、DV防止、ハラスメント防止、アンガーマネジメント、子育て支援など、多岐にわたる分野で精力的に活動しています。一般財団法人児童虐待防止機構オレンジCAPOの理事長、関西大学客員教授、株式会社イージェット取締役会長、兵庫県児童虐待等対応専門アドバイザーなど、数多くの役職を兼任し、社会貢献に尽力しています。

生い立ちと虐待体験

兵庫県神戸市出身の島田氏は、4歳の時に両親が離婚。父親と2人の兄との生活を送りますが、経済的な理由から児童養護施設に入所します。7歳の時、父親の再婚を機に家庭に復帰するも、継母と実父から6年間に及ぶ虐待を受けました。この辛い体験は、彼女の人生に大きな影響を与え、後の活動の原点となります。父親は後に自死しています。自身の虐待体験は『虐めを待つ人』としてマンガ化されました。

社会活動

島田氏は、自身の経験を基に、虐待やハラスメントなどの問題に対する啓発活動に力を入れています。講演や研修を通じて、虐待の現状や防止策、被害者の心理などを伝え、社会全体の意識向上を目指しています。また、企業や学校などに対しては、ハラスメント防止研修のほか、コーポレートガバナンス（内部通報制度・運用）、チームビルディング、アサーティヴコミュニケーションなど、様々な研修を実施し、組織の健全化を支援しています。

地方創生コンサルティング

各行政に対して、地方創生／地域活性のためのコンサルティングも実施しています。地域社会の課題解決に向けた具体的な提案や、持続可能な発展のための戦略策定など、地域の実情に合わせたきめ細やかなサポートを提供しています。

資格

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーター、アンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザーの資格を有しています。

著書

『e love smile 〜いい愛の笑顔を〜 memory.1』 （パレード、2011年7月)
『e love smile 〜いい愛の笑顔を〜 memory.2』 （パレード、2011年9月)
* 『虐待の淵を生き抜いて』 （毎日新聞出版、2016年2月)

これらの著書を通じて、自身の経験や学んだことを分かち合い、読者に勇気と希望を与えています。

まとめ

島田妙子氏は、自らの壮絶な体験を乗り越え、人権講師として社会に貢献し続けています。虐待防止をはじめとする様々な社会問題に対する真摯な姿勢と、具体的な解決策の提示は、多くの人々に希望を与えています。彼女の活動は、これからも社会に大きな影響を与え続けることでしょう。

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