嵐の申し子

ドラゴンストーンでの策略

デナーリスは、ヴァリスが過去に自身を暗殺しようとしたことを責めますが、彼の忠誠心を受け入れます。メリサンドルはデナーリスが予言の人物である可能性を示唆し、ジョン・スノウとの会談を勧めます。デナーリスはティリオンを通じてジョンに手紙を送ります。

デナーリスはオレナ、エラリア、ヤーラを招き、戦略会議を行います。ティリオンの助言に従い、ドラゴンによるキングズランディングへの直接攻撃を避け、キャスタリーロックを攻める計画を立てます。オレナはデナーリスに対し、ティリオンのような賢明な助言者を疑うよう進言します。グレイ・ワームとミッサンデイは愛を確かめ合い、共に夜を過ごします。

ウィンターフェルの決意

ティリオンからの手紙を受け、ジョン・スノウはデナーリスとの同盟を検討します。さらに、サムからのドラゴングラスの情報も得て、ジョンは危険を承知でドラゴンストーンへ向かうことを決意します。サンサはジョンの決断に反対しますが、ジョンは彼女にウィンターフェルを任せ、ダヴォスと共に旅立ちます。

キングズランディングの警戒

サーセイは諸侯を集め、デナーリスとの戦いに備えます。ジェイミーはランディル・ターリーに南部総督の地位を約束し、サーセイ軍に加わるよう説得します。クァイバーンはサーセイに、ドラゴンに対抗するための武器、バリスタを披露します。

オールドタウンでの治療

ジョラー・モーモントは灰鱗病の進行により、治療不可能と宣告されます。サムは書物から治療法を見つけますが、エブローズは感染の危険を理由に禁止します。それでもサムはジョラーの治療を試み、彼の父、ジオー・モーモントの思い出を語りながら、病に冒された皮膚を剥ぎ、軟膏を塗るという危険な治療を行います。

リヴァーランドでの再会

アリアは宿屋でホット・パイと再会し、ジョンがウィンターフェルを取り戻したことを知ります。彼女は北へ向かう途中、狼の群れに囲まれますが、群れのリーダーであるダイアウルフ、ナイメリアが彼女を認め、アリアは再び一人旅を続けます。

狭い海での奇襲

ヤーラとシオン率いる艦隊は、エラリアと砂蛇たちを乗せ、ドーンへ向かいます。その夜、ユーロン・グレイジョイの艦隊が奇襲を仕掛け、激戦となります。ユーロンは自らヤーラの船に乗り込み、オバラとナイメリアを殺害、エラリアとタイエニーを捕虜にします。シオンは海に逃れますが、ヤーラの艦隊は壊滅し、オバラとナイメリアの遺体が船首に吊るされます。

製作の背景

脚本は原作者との議論に基づき、未発表の原作資料を用いて書かれました。このエピソードはブライアン・コグマンにとって10作目の脚本となります。ホット・パイ役のベン・ホーキーは、シーズン4以来の出演となりました。オバラ・サンド役のケイシャ・キャッスル＝ヒューズとナイメリア・サンド役のジェシカ・ヘンウィックは、このエピソードが最後の出演となりました。

視聴者の反応

初回放送はアメリカで927万人が視聴し、18-49歳層の視聴率は4.33%を記録、同夜のケーブルテレビ番組で最高視聴率となりました。しかし、日本のスターチャンネルでは、初回放送およびその後の再放送で映像品質の問題が指摘されました。

外部リンク

スターチャンネル 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
Official U.S. website HBO
"Stormborn" at HBO.com
* "嵐の申し子" - インターネット・ムービー・データベース （英語）

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