嵐山バイパス

嵐山バイパスの詳細解説

嵐山バイパスは、埼玉県東松山市大字上唐子から比企郡嵐山町大字平沢に至る、全長2.6kmの国道254号のバイパス道路です。このバイパスは、嵐山町の市街地を迂回する目的で建設されました。

概要

建設当初の目的は、嵐山町の市街地の交通渋滞を緩和することでしたが、バイパス沿いに郊外型の店舗が増加した結果、現在では旧道よりも交通量が多くなっています。当初は4車線で計画されていたものの、東松山バイパスの唐子区間が開通するまで、接続道路が2車線であったため、長らく暫定2車線での運用でした。しかし、2006年に全線4車線化が完了し、交通の利便性が大幅に向上しました。

特筆すべき点として、国道254号は東京都内から嵐山バイパスの終点までが連続した4車線道路として計画されています。これにより、広範囲な地域間の移動がスムーズになり、地域経済の発展にも貢献しています。

旧道の一部は、平沢区画整理事業により商業地として開発されたため、道路の経路が一部変更されています。変更された道路は国道指定を受けていないため、地図上では国道が途切れているように見える箇所がありますが、実際には道路は繋がっています。

歴史

1969年（昭和44年）：都市計画決定
1977年（昭和52年）：暫定2車線で全線開通
2005年（平成17年）：東松山市内区間4車線化完成
2006年（平成18年）：嵐山町区間4車線化完成。全線4車線化完了

始点と終点

始点：埼玉県東松山市大字上唐子（上唐子西）
終点：埼玉県比企郡嵐山町大字平沢（平沢）

延長

2.6km

通過する市町村

埼玉県
東松山市
比企郡嵐山町

接続道路

嵐山バイパスは、以下のバイパス道路と接続しています。

（東京方面）東松山バイパス - (唐子バイパス) - 嵐山バイパス - 小川バイパス（松本方面）

関連事項

国道254号

嵐山バイパスは、地域住民の生活を支えるとともに、広域的な交通ネットワークを形成する上で重要な役割を果たしています。全線4車線化されたことで、交通の流れが円滑になり、より安全で快適な移動が可能となりました。今後も、地域の発展に貢献する道路として、その重要性は増していくことでしょう。

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