川上シゲ

川上シゲ: 日本のロックシーンを支えるベーシスト

概要

川上シゲ（本名：川上茂幸）は日本の著名なベーシストで、1952年3月16日に福井県福井市で生まれました。近年では、「カルメン・マキ＆OZ」、「Chappy’s」、「ADDICT OF THE TRIP MINDS」、「川上シゲwith The Sea」といったバンドで活発に演奏活動を行っています。彼の才能はベースプレイヤーだけでなく、アレンジャーやプロデューサーとしても広がり、新人アーティストの発掘・育成にも携わっています。

音楽キャリアの始まり

川上の音楽キャリアは、1970年から始まります。彼は当初、ブルースバンド「実況録音」に参加し、1972年後半には「EVIL」を結成。後に、瀬川洋が率いるバンドに加入し、1974年には「カルメン・マキ＆OZ」に加わります。このバンドでの経験は、彼を日本ロックのパイオニアの一人としての地位に押し上げました。

バンド活動とレコーディング

『カルメン・マキ＆OZ』では、日本のロックシーンの発展に大きな影響を与える音楽を創造しました。彼が参加した数々のバンド—ZONEやNOIZ、千年COMETS、Typhoon NATALi、岡本健一のプロジェクト「ADDICT OF THE TRIP MINDS」など—は、今なお日本のロック史の重要な一部として記憶されています。

彼は1993年から2006年までソニー・ミュージックエンタテインメントに勤務し、制作部長やプロデューサーとして、川本真琴やthe brilliant greenなどの多くのヒットアーティストを支えました。この期間中、数々のレコーディングにも参加し、楽曲提供も行っています。

ベーシストとしてのスタイル

川上のベースプレイは、独特のスタイルで知られており、彼の演奏は強烈かつ独創的であり、他の追随を許しません。これにより、彼は多くの日本のミュージシャンからのリスペクトを勝ち取っています。また、「ベース マガジンニッポン」（2019年）では、彼のルーツに関する特集が組まれ、その影響力を改めて称賛されました。

現在の活動

2023年現在も、川上は精力的にライブイベントを行っており、特に「カルメン・マキ＆OZ」などのバンドでの活動が目立ちます。さらに、2024年には伝説のバンド「千年COMETS」が再結成され、川上がオリジナルメンバーとして参加することが決定しています。この再結成プロジェクトは、多くのファンから期待されています。

まとめ

川上シゲは、長いキャリアの中で日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきたベーシストであり、彼の貢献は今もなお続いています。アーティストとしての活動のみならず、プロデューサーやアレンジャーとしても、後進の育成に力を入れています。これからの彼の活動に多くの期待が寄せられています。

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