川上航立

川上 航立（かわかみ こうたつ）

2002年9月7日、日本の大阪府に生を受けた川上航立は、ミッドフィールダー（MF）としてプレーするプロサッカー選手である。幼少期よりサッカーに親しみ、各年代で着実にステップアップを重ね、大学在学中にプロクラブである水戸ホーリーホックへの加入を内定させた。将来を嘱望される若手選手の一人として、今後の活躍が期待されている。

川上選手のサッカーキャリアは、地元関西のアカデミーから始まった。まずはセレッソ大阪のU-12チームで基礎を学び、その後、ガンバ大阪門真のジュニアユースへと活躍の場を移した。これらのアカデミー時代に培われた技術と戦術理解は、彼のその後の成長の土台となった。ユース年代を終えると、高校サッカーの強豪として全国に名を馳せる新潟県の帝京長岡高等学校へ進学。帝京長岡での3年間で、彼はチームの中心選手として頭角を現し、高校サッカー界での評価を高めた。特に高校3年次にあたる2021年には、全国の優秀な高校生プレーヤーから選抜される日本高校サッカー選抜の一員に選出され、その実力が全国レベルであることが証明された。

高校卒業後、川上選手は大学サッカー界へと進み、立正大学に入学した。大学サッカーは、高校サッカーとは異なる強度と戦術性が求められる環境であり、彼はこの新たな舞台で自身の能力をさらに磨いていった。立正大学体育会サッカー部に所属し、関東大学サッカーリーグでプレー。大学入学後間もない2021年には、早くもU-20全日本大学選抜の候補メンバーに名を連ねるなど、大学サッカー界でもその才能は早くから注目されていた。そして、大学4年次に当たる2024年には、大学サッカー界における最高の栄誉の一つである全日本大学選抜に選出された。これは、全国の大学の中から選ばれた精鋭のみで構成されるチームであり、ここでの経験は彼の選手としての幅を大きく広げるものとなった。

大学サッカーで確かな実績を積み重ねる中で、プロサッカー選手になるという長年の目標が現実のものとなる。2024年7月、彼は大学在学中にJリーグクラブである水戸ホーリーホックへの2025シーズンからの加入が内定したことを発表した。これは、大学での継続的な活躍と成長がJリーグクラブのスカウトの目に留まった結果であり、彼のサッカー人生における大きな転機となった。

プロの舞台となる水戸ホーリーホックでは、ミッドフィルダーとして中盤のダイナモとしての活躍が期待される。攻守の切り替え、ゲームメイク、そしてゴールに直結するプレーなど、MFに求められる多岐にわたる役割を高いレベルでこなすことが求められるだろう。大学選抜での経験や、これまでの経歴で培ってきた技術と判断力を活かし、プロの厳しい環境で自身の価値を証明していくことになる。

これまでの所属クラブは以下の通りである。

セレッソ大阪U-12
ガンバ大阪門真Jrユース
帝京長岡高等学校
立正大学
* 水戸ホーリーホック（2025年加入）

大阪で生まれ育ち、各年代で着実にステップアップを果たした川上航立選手のキャリアは、2025年からJリーグという新たなステージを迎える。水戸ホーリーホックの一員として、プロの世界でどのような成長を遂げ、チームに貢献していくのか、今後の彼の活躍から目が離せない。

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