川崎市立橘高等学校

川崎市立橘高等学校

川崎市立橘高等学校（かわさきしりつ たちばなこうとうがっこう）は、神奈川県川崎市中原区に位置し、男女共学の公立高等学校です。

概要

この学校は通称「橘高」と呼ばれており、かつては「きっこう」と読まれていましたが、現在では「たちこう」が一般的です。また、対外的には「川崎橘」という名称も使用されています。元々が男子校であったことから、長い歴史を持ちその背景を生かした教育が行われています。

特に、バレーボール部は全国大会において常連校として知られています。特に女子バレーボール部は2012年にインターハイでの優勝を果たしており、その実績は学校の誇りとなっています。

沿革

学校の設立は1942年にさかのぼり、最初は旧制川崎市立橘中学校として大戸小学校旧校舎でスタートしました。その後、1946年に溝ノ口の日本光学青年学校跡に移転し、1948年には学制改革に伴い川崎市立橘高等学校となります。1952年には現在の住所に移転し、1956年には新校舎の落成式が行われ現在の開校記念日として定められました。2012年には全面改築が完了し、2001年には国際科とスポーツ科が新設されています。

設置課程

川崎市立橘高等学校は全日制と定時制の2つの課程を設けています。全日制では普通科、国際科、スポーツ科があり、定時制には4年制の普通科があります。

部活動

学校の部活動は非常に活発で、運動部においてはバレーボール、剣道、野球、陸上、サッカー、テニス、バドミントンなど多岐にわたっています。文化部も同様に、吹奏楽や美術、書道、軽音楽部など様々な活動が行われ、生徒たちの多彩な才能を育んでいます。

学園祭

毎年行われる学園祭には全日制の「橘花祭（きっかさい）」と、定時制の「橘定まつり（たちていまつり）」があります。橘花祭は9月下旬から10月上旬にかけて開催され、地域の方々も参加する盛大な祭りです。定時制の祭りは10月下旬から11月上旬に行われるイベントです。

地域との関わり

川崎市内の他の高等学校と共同で行なう合同芸術祭も、橘高の特色の一つです。毎年1月から2月にかけて開催され、作品展示や吹奏楽演奏が行われるこのイベントは学生たちの絆を深める大切な機会となっています。

著名な出身者

橘高の卒業生には、バレーボール選手やプロサッカー選手、プロ野球選手などが名を連ねており、特に女子バレーボール界では多くの成功した選手が輩出されています。また、文化面でも女優やアナウンサーとして活躍する著名人もいます。

同窓会

「川崎市立橘高等学校同窓会」は1953年に設立されており、卒業生同士の交流の場として機能しています。これからも地域社会に貢献し続ける学校として、橘高の名声は高まっています。

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