川添孝一

川添孝一 - サッカー界の多才な人材

川添孝一（かわぞえ こういち）は、1961年7月4日生まれで鹿児島県にルーツを持つ元サッカー選手であり、現在は指導者およびサッカー解説者としても活動しています。選手としては、主にフォワードのポジション、特に右ウイングとして知られています。

選手時代の歩み

川添はサッカーのキャリアを小学校4年生の時にスタートし、桜島中学校では3年生時に全国中学生サッカー大会で3位という輝かしい成果を上げました。高校進学後は、帝京高校で強力なチームメイトたちと共に活躍。特に2年時の国体では東京都選抜に選出され、見事に優勝しています。

彼が3年生の1979年には、名取篤や小門洋一と共に高校総体でも3位に輝き、国体でも連覇を達成しました。冬の高校選手権では、韮崎高校との決勝戦での1得点を含む活躍により、優勝へ導き、得点王に輝くという栄冠を手に入れました。

高校卒業後の1980年には、名取らと同じく三菱重工業に入社し、サッカー部に加入。その1年目からスタメンとして出場機会を得て、天皇杯決勝では決勝点に繋がるシュートを放ち、優勝に貢献しました。三菱重工業サッカー部での在籍中には、JSL1部やJSLカップ等のタイトルを獲得し、1985年には10番を背負ってプレイしました。

しかし、川添は24歳で現役を引退し、その翌年に退社しました。彼はこの退社の理由として、他の選手に比べて試合出場が給料に反映されない現状や、アマチュア選手としての待遇不満を挙げています。移籍も模索しましたが、実現には至りませんでした。

引退後の道

引退後の川添は飲食業界に身を投じ、特に1989年には東京都港区芝浦にディスコ「ゴールド」の館長として活躍。並行してサッカー指導者としての道も歩み始め、トム・バイヤーと共に「ネッスル・ミロ少年サッカースクール」の指導に関わりました。

1991年からはバラエティ番組への出演もスタートし、徐々にサッカー解説者としての立場を確立。テレビ朝日の番組に頻繁に登場するようになり、視聴者に親しまれる存在となりました。

指導者としては、帝京高校や帝京第三高校でのコーチ経験を経て、2007年からFC町田ゼルビアでスーパーバイザーとして勤務。2008年にはゼネラルマネージャーを務めました。2020年からはNPO法人FAROでコーチとしての活動を続けております。

所属クラブ

• - 桜島町立桜峰小学校
• - 桜島町立桜島中学校
• - 帝京高等学校
• - 三菱重工業サッカー部（1980年-1985年）

個人成績

• - JSL東西対抗戦: 1回出場（1983年/1得点）

川添孝一は、選手時代の華やかな実績に加え、引退後も多岐にわたる活動をご覧の皆様に提供しており、今後の動向にも期待が寄せられています。

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