工藤嶺 (バレーボール)

工藤 嶺（くどう れい）

工藤嶺は1997年12月5日生まれの日本の元女子バレーボール選手で、特にデンソーエアリービーズにおいて活躍していました。彼女のバレーボールキャリアは千葉県千葉市で始まり、家族の影響で小学1年生から競技を始めました。学校教育では、昭和学院中学校から千葉県立柏井高等学校に進学し、そこで本格的にプレーを続けました。

学生時代の活躍

柏井高校在学中、工藤は長い間センタープレーヤーとしてプレーしましたが、のちにレフトにポジションを移しました。同級生で全日本ジュニア代表の中元南と共にチームを牽引し、2015年1月に開催された第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会ではベスト4進出を果たしました。さらに、2015年2月には全日本ジュニアオールスタードリームマッチで敢闘賞を受賞し、同年7月のインターハイでもベスト8に入る活躍を見せ、優秀選手賞を獲得しました。

プロ入りとデンソーエアリービーズ

2016年2月1日にデンソーエアリービーズへの入団が発表され、同年のV・チャレンジリーグIにてデビューを果たします。開幕戦ではスタメンとして出場し、13得点を上げる活躍を見せました。同シーズンの全試合でスタメン出場を果たし、チームの重要な選手として成長しました。2017年にはU-23代表に選出され、アジアU-23女子バレーボール選手権で首位に輝くことに貢献しました。

2017年11月5日にはVプレミアリーグへのデビューも果たし、JTマーヴェラス戦で途中出場ながら10得点を上げる活躍を見せました。凄まじい成長を遂げた彼女は、2021年7月4日のV・サマーリーグ女子西部大会で最優秀選手賞を受賞し、デンソーエアリービーズの優勝に寄与しました。これらの活動により、彼女の名は多くのバレーボールファンの記憶に残ることとなります。

引退とその後

2022年、工藤は2021-22シーズンの終了をもって現役を引退し、2022-23シーズンからはデンソーエアリービーズの事務局として新たなスタートを切ることとなりました。バレーボール選手としての華やかなキャリアの後、彼女は新たな役割でチームに貢献し続けています。

受賞歴

工藤嶺は、以下の受賞歴を持っています。

• - 2015年 インターハイ：優秀選手賞
• - 2015年 全日本ジュニアオールスタードリームマッチ：敢闘賞
• - 2016年 V・サマーリーグ：フレッシュスター賞
• - 2021年 V・サマーリーグ女子西部大会：最優秀選手賞

彼女の功績は、バレーボール界において今もなお語り継がれており、若手選手たちにとっても大きな手本となっています。

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