工藤真由

工藤真由は、1986年9月12日生まれの日本の女性歌手です。東京都出身で、現在は茨城県に在住しています。愛称は「くどまゆ」。血液型はB型。幼少期からアニメが好きで、『美少女戦士セーラームーン』や『ドラゴンボール』など、幅広いジャンルの作品を視聴していました。

彼女のキャリアは、2005年にJAZZボーカルユニット「原宿BJ Girls」のメンバーとしてスタートしました。その後、2007年にアニメ『Yes!プリキュア5』の主題歌「プリキュア5、スマイル go go!」でソロデビューを果たします。この作品では、オープニングテーマだけでなく、多くの挿入歌も担当しました。

「原宿BJ Girls」は後に「Chix Chicks」と改名し、ユニットとしての活動を継続。工藤真由は、2008年には『Yes!プリキュア5 Go Go!』の主題歌「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!」も歌い上げ、プリキュアシリーズでの活躍をさらに広げました。また、アニメ『うちの3姉妹』の初代オープニングテーマ「しょで!しょで!だんしんぐっ!」を担当し、プリキュアシリーズ以外のタイアップも経験しています。

2009年には、『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』のエンディングテーマを担当。また、『フレッシュプリキュア!』のボーカルアルバムにも参加し、林桃子、茂家瑞季と共に「M*cube」としても一部楽曲を手掛けました。

2010年には、『ハートキャッチプリキュア!』で自身初の通常エンディングテーマを担当。同年、所属していた「Chix Chicks」が解散し、ソロ活動に専念することを発表。10月には初のミニアルバム『My way』をリリースしました。

2011年には、『スイートプリキュア♪』の主題歌「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪」を担当し、プリキュアシリーズの主題歌を3度担当した初の歌手となりました。

2012年に所属事務所を移籍し、2013年には独立。2016年には一般男性と結婚し、2017年4月に芸能活動を一時引退することを発表しましたが、2019年9月に芸能界復帰。エルアンドエル・ビクターエンタテインメントに所属し、活動を再開しました。

プリキュアシリーズでは、主題歌担当だけでなく、声優としても活躍。TVアニメ『Yes!プリキュア5』『ハートキャッチプリキュア!』に本人役で出演、また『スイートプリキュア♪』では音符の妖精・フェアリートーンとしてレギュラー出演を果たしています。劇場版では、『鏡の国のミラクル大冒険!』でピンキー役を、『スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪』ではフェアリートーン役を演じました。

工藤真由は、歌唱だけでなく、ダンスも得意としています。ダンスユニット出身であり、プリキュアシリーズの楽曲では、自ら振付を考案することもありました。特に『ハートキャッチプリキュア!』のエンディング曲の振付は、前田健が担当したものでしたが、それ以前のプリキュアシリーズの楽曲では独自に振付を考えていました。

また、歌手活動の他にも、舞台やゲームなど幅広い分野で活躍しています。舞台では、『新撰組異聞PEACE MAKER』、『WILD HALF〜奇跡の確率〜』など多くの作品に出演しています。ゲームでは、『初音ミク -Project DIVA- f』や『龍が如く5』でモーションアクターを担当しています。2021年には劇場版『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』にも出演しました。

彼女の幅広い活動は、多くのファンを魅了し続けています。アニメファンだけでなく、舞台やゲームファンからも支持される、多才なエンターテイナーです。復帰後も、その歌声とパフォーマンスは多くの人々に感動を与え続けています。

工藤真由の今後の活躍にも目が離せません。

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