巽大介

巽 大介に関する紹介

巽大介（たつみだいすけ）は、1997年4月26日生まれ、鳥取県鳥取市出身の元プロ野球選手です。左投げ、左打ちの投手として、主に読売ジャイアンツに所属していました。彼の野球人生を振り返ると、初心者からプロ入りまでの道のりには多くのドラマがありました。

経歴の概要

プロ入り前

巽選手は小学校2年生の時に野球を始めました。その後、中学校ではボーイズリーグの岩美ボーイズに所属し、次第にその実力を伸ばしていきました。さらに東京へ転校し、中学2年の冬からはリトルシニアの練馬リトルシニアでプレーすることになります。

高校では、岩倉高等学校の野球部に入りました。1年生から控え投手としてベンチ入りし、3年生の夏には試合に出場するも、夏の東東京大会では3回戦で敗退し、残念ながら甲子園出場の夢は叶いませんでした。しかし、彼の才能に目をつけたスカウトがいたのです。2015年のプロ野球ドラフトで、読売ジャイアンツから6位指名を受け、契約が結ばれました。

プロ入り後のキャリア

巽選手は2016年からプロとしてのキャリアをスタートさせました。その年は、二軍で4試合に登板し、防御率は3.38という成績を残しました。続く2017年には、さらに登板数を増やし、9試合に出場し1勝1敗、防御率3.18となりましたが、10月28日に球団から自由契約を告げられます。しかし、11月には育成選手として再契約を結び、背番号は015に変更されました。

2018年は再び二軍で9試合に出場しますが、防御率は4.15でした。この年、彼はシーズン途中で左膝の前十字靭帯を損傷し、手術を受けることになります。シーズン終了後に自由契約となるも、2019年には育成選手として再度登録されます。

その後、2019年は一試合に登板し、2020年もわずか2試合の登板にとどまり、防御率は81.00という厳しい結果に終わります。2020年11月には球団から戦力外通告を受け、プロ野球選手としてのキャリアは終止符を打つことになりました。

引退後

引退後の巽選手は、愛知県で野球の動作解析や野球教室を展開する「BASEBALL ONE」に入社し、ベースボールアナライザーとして活動を始めました。彼の経験を活かし、次世代の選手たちを支える役割を担っています。

プレースタイル

巽選手の最大の武器は、その速球だったと言えます。最速150km/hを記録した直球は、プロの舞台でも通用する力を持っていました。彼の将来への期待は大きかったものの、怪我などに悩まされることも多く、思うように実力を発揮できなかった時期もありました。

詳細情報

• - 背番号: 93（2016年-2017年）、015（2018年-2020年）
• - 登場曲: 川井憲次「機動戦士ガンダム00 - TRANS-AM RAISER」（2016年から）

巽大介選手は、プロ野球選手としての栄光を手にすることはできなかったものの、その経験を元に新たなキャリアを築いています。これからも彼の活躍に期待が寄せられています。

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