市原スポレクパーク

市原スポレクパークについて

市原スポレクパークは、千葉県市原市に位置するスポーツ施設です。公益財団法人市原市スポーツ協会が指定管理者として運営・管理を行っています。

歴史

元々、この場所には大規模なスタジアム「千葉県立スタジアム」を建設する計画がありました。これは、2002 FIFAワールドカップの開催に対応するため、48,500人収容のスタジアムを建設する計画でした。また、当時市原市をホームタウンとしていたジェフユナイテッド市原（現ジェフユナイテッド千葉）も、将来的に市原緑地運動公園臨海競技場から移転する予定でした。

しかし、1996年にFIFA理事会で、日韓共催が決定したことで、日本の開催地を10ヶ所に絞り込む必要が生じました。その結果、千葉県は開催地から落選し、スタジアム建設も中止となりました。

その後、この場所は「運動広場」として市民に開放されました。しかし、ジェフのホームスタジアムであった市原緑地運動公園臨海競技場の環境がJリーグの中でも劣悪であったことや、元の地権者から土地の有効活用を求める声があったため、新たなスポーツ施設の建設が検討されました。

千葉県と市原市は財政的な理由から、天然芝のグラウンドを整備した運動公園を建設する方針を決定しました。これが現在の市原スポレクパークの原型です。2005年に総事業費6億2,000万円をかけて整備され、完成しました。

なお、ジェフのホームスタジアム問題は、2002年に千葉市が蘇我地区にサッカー専用スタジアム（現在のフクダ電子アリーナ）を建設したことで解決しました。

市原スポレクパークは、千葉市からのアクセスも良好で、JR内房線浜野駅から徒歩圏内です。そのため、ジェフのサポーターからは、トップチームの練習場を移転してほしいという要望もありましたが、結局ジェフは2009年にフクダ電子アリーナ近くのユナイテッドパークへ移転しました。

現在、市原市は辰巳台ユースとサッカースクールを市原スポレクパークへ移転させる計画を進めています。

施設概要

市原スポレクパークには、以下の施設があります。

天然芝グラウンド3面（A・B・C）
人工芝グラウンド1面（D）：照明灯1基付き
クラブハウス：更衣室、談話室、シャワー室を完備
得点板

アクセス

JR内房線八幡宿駅東口から徒歩15分

主な大会

市原スポレクパークでは、以下のような大会が開催されています。

2005年 平成17年度全国高等学校総合体育大会（千葉きらめき総体）
2005年 全国高等学校サッカー選手権大会千葉県予選（パークB）
2006年 千葉県サッカー選手権大会兼天皇杯千葉県予選（パークD）
2009年 [第45回全国社会人サッカー選手権大会]
2010年 第65回国民体育大会（ゆめ半島千葉国体）サッカー競技

その他の利用

プロのラグビーチーム「サンウルブズ」が、2019年のシーズンに国内練習拠点として利用しました。

外部リンク

市原市による紹介
千葉県による紹介

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